Conscience of MAGAZINE Weblog & HOMEPAGE Search

真似してはいけない『カリオストロの城』2017年06月25日 15:18

で言及しようと思ったけど本筋から離れてるので分けて今回書く話。

マリナ・スメラギ・スバルさんバストショット


漫画で真似してはいけ無いアニメは、名作の誉れ高い
『ルパン三世 カリオストロの城』である!
特に漫画家志望者の投稿作や、同人誌のオリジナル読み切りなどでは参考にしてはならん!
アニメと漫画は違う。

理由はキャラの立て方
カリ城は当時既に人気を確立していたルパン三世の話なので、ルパン一味銭形警部の説明を端折ってる。
宮崎駿は一応、ルパン達泥棒してるシーンから始めて泥棒キャラである事を示しているが、
コイツらの名前がわからんのだ!
タイトルに「ルパン三世」とあるからルパン三世なのかと想像はできるが、帽子の男緑スーツの男どちらがルパンかサッパリ理解できない!
こんな演出はシリーズ物のアニメ映画だからこそ成り立つ演出であり、28頁だかそこらの読み切りオリジナル漫画で真似しては絶対にならん。

更にダメなのはカリオストロ伯爵クラリスだ。
両者の名前がわからん!
ヒロイン敵役と言う肝心のキャラの名前紹介を後回しにするな!こんなのは絶対にダメだ!
今でこそ日テレが何回も放送し、キャラ名もテロップで見せるから違和感なく見れるだろうが、初見のゲストキャラなので
「この娘は何て名前なのだ?」
と客が置いてけぼりなのだ。
これだから映画公開時の興行収入がイマイチだったのだ。
カリ城だけではない。ナウシカラピュタも同様だ。

怒りの宮崎駿監督

映画っぽく作ろうとするあまり、キャラの名前紹介をおろそかにしておる
こんな作品は漫画作りの参考にしてはならん。

まあアニメとしては動きや演出などは面白いが、不親切な作品作りだ。

カリ城公開時などは宮崎駿もアニメ作る機会も少ない時代があったそうだが、こう言う理由もあろう。

対して、梶原一騎原作アニメや宇宙戦艦ヤマトサンライズのロボアニメなどなどは、主人公やキャラクターの名前を重要視して、実に分かりやすいアニメを作っておった。
ヤマトですら、メインキャラは沖田古代らだけに絞り込み、スターシャは自己紹介に余念が無い。途中で出てくるドメルもナレーションで
「着々と牙を研ぐ、宇宙の狼ドメル将軍」
と紹介してくれておる。

対して、宮崎駿は東映時代の先輩方の流儀を参考にしたのであろうが、説明不足の上に予定調和を廃した展開で描いているので、こんなの漫画の筋書きの参考にしたら支離滅裂になる。

サイト縮小「ケロケロちゃいむ」コーナーを削除しました2017年05月19日 20:28

残念なお知らせ。
藤田まぐろ先生の「ケロケロちゃいむ」イラストコーナーを削除しました
理由は、恥ずかしながら、古いイラストだからです
あー恥ずかし。
さすがに10年くらい私の新作描いてないから恥ずかしいので削除しました。
「ケロケロちゃいむ」が嫌いになったわけでは無いので、新作を描いたら復活させます。
ファンタジー漫画としては時代が早すぎた、ってな感じもするなあ。
21世紀の漫画だったら、もっと違った形でアニメ化された筈。もしかしたら深夜アニメになってたりして。

時々書いてますけど最近は賞金稼ぎのイラストばかり描いてて、サイトの更新がままならないんですよねえ。申し訳ないです。
本当は「ぴょん」も描き直したりしたいんですけど。
でもぴょんのコーナーはゴチャゴチャしてるなあ。不要な情報は削除する必要はあるかも?
議論しながらお絵かき掲示板で手早く描いたイラストは差し替えたいし、やや不正確な絵もあるし。
このコーナーの絵はなぜかアチコチに引用されてるよーなので、変更するとリンク切れになるけどね。
私に連絡ないから、まあいいか。

また二次創作ではガルパンが多くなったので、サイトのレイアウト変更してガルパンコーナーを独立させても良いかなあ、とは思ってます。多分時間ができたら新作描くし。

サンダースのドッグタグ

宇宙戦艦ヤマトについても、このブログに書いたネタの纏めをホームページに纏めて整理しても良いかも?
でもまあ、2022小林誠副監督がネトウヨなので興が削がれた。
科学考証の先生も参加してないみたいなので面白さは半減したなあ。
友達に円盤借りて見ようっと。わざわざ金払う必要は無い。

それよりもイスカンダル往復編「俺ヤマト」を描いてる人が何人もいるみたいなので、私も
「りぼんちゃん版ヤマト:イスカンダル編」
を描いた方が良い。


ヤマト2202:ヤマトはガトランティス艦を止められるか?2017年03月12日 21:22

ヤマトはイスカンダルから生還して『完』である!
例えコスモクリーナーやらコスモリバースやらが作動しても、干上がった海水を再び満たし、生態系を再び元どおりにするには何百年、何千年もかかるのである!
ヤマトはただひたすらに宇宙空間の彗星などから水分を持ってきて海水を補給していかねばならんのだ!
元々のさらヤマ折角のキャラを殺害するだけの御涙頂戴劇だったし、天文学的には面白い点は無いし、さらにそれを元にしたTVの2は間延びした展開にやっぱり特攻はヤメ、という煮え切らない展開。話も散らかっててオリジナルよりは劣る出来栄えである。更に3以降は変な話である。

てな訳で当初2202を見るつもりはなかった。しかし巷の評判が良いのでノコノコと見てしまった訳である。
感想は、(ここからネタバレ)

「あれ?これで終わり?」
と拍子抜けしてしまった。
冒頭の戦闘シーンはそれなりに見せ場ではあるが、先行のネット公開分で大体見てたからなあ。
TVシリーズ2話分だけだったようで、2話目は正直ダレたなあ。最後は古代が月にいるガミラス要人バレルに会いに行くが、そこで取ってつけたようなコスモタイガーとガミラス機の戦闘シーン。これいる?クラウスと言うガミラス人がこっそりと古代を連れて行けば良いだけの話やん。必然性が無い。
なんか不自然な展開で拍子抜けであった。
また折角アンドロメダ級宇宙戦艦を5隻も登場させたのだから姉妹艦4隻のシーンはもっとハッタリ入れるべき。形状が異なるがその差異をジックリ見せないと。

話は戻って冒頭の地球ガミラス連合艦隊ガトランティス艦隊との合戦。
ガミラス大型戦艦にはその前に独立した宇宙船でもある追加装甲を浮かせていたが、このアイデアは昔のスタジオぬえスターシップライブラリにもあった。
しかしこれでは大型戦艦が砲撃できないではないか。
しかも火焔直撃砲にやられるし。
艦隊戦もガミラスお得意の機動戦ができてなくて大雑把。これは古代が単艦でしてたが。

それからガトランティスビックリドッキリメカである大型戦艦カラクルム級戦闘艦
大砲を多数備えてたがガミラス艦隊を撃破したのはガンダムに出てくるビットみたいな小型メカ。
なんで小型メカから大出力の攻撃ができるの?
あれでは何の為に巨大戦艦が必要なの?
ヤマトの設定では巨大戦艦に内蔵されてるメカからエネルギーが供給されて破壊兵器が作動すると言う一定のルールがあるのに台無しやん。
あれではビットの構造を小型戦闘機に搭載して攻撃した方が効率が良い。大型戦艦いらんやん

それからアンドロメダ登場で拡散波動砲で殲滅。
と思いきや、カラクルム級戦闘艦は焼かれたとは言え熱で発光しながら地球艦を追って地球までワープ。
その前にアンドロメダは砲撃するもとり逃がす。おいおい!アンドロメダが鈍重すぎるやんけ!強いのか弱いのか分からんやん。

んでもってカラクルム級戦闘艦月から地球まで400秒と言う猛スピードで地球に特攻。
まあいちいち月の近所から飛んでくるのもご都合主義ではあるが、これは分かりやすくするための演出なので言うまい。
この速度はどんだけか?
地球・月間は約400,000km。

月の大きさと軌道の比較

つまり秒速1000km!
東京から種子島北海道の大部分にまで達する距離を1秒でぶっ飛ぶ速度である。
光速の約0.33%である!
第5宇宙速度:銀河集団からの脱出速度・秒速約1000km
に匹敵する。

これを古代艦と連携した海底ドックのヤマトショックカノンで撃破するわけであるが?
宇宙空間で高速移動する物体を爆破させても破片はそのまんま拡散しながら直進する!これは以前漫画に描いた。

この漫画では宇宙船の移動速度や爆発で広がる破片の速度までは言及しなかったので、いずれは改定増補版を描いた方が良いかもしれない。

爆発で物体が飛び散る速度はいかほどか?当然爆薬の威力によって異なる。モノの本によると秒速400mから9100mとバラツキがあるそうだ。超音速であるが今回の秒速1000kmとは桁違いに遅い。
つまり
現代の爆発物では当然の事ながらガトランティスの特攻を防ぐ事は不可能なのだ!
爆発させても破片はそのまんま猛スピードで地面に激突し、隕石落下よりも遥かに大きい運動エネルギーで地表に被害をもたらすのである。無論空気は断熱圧縮で燃え盛り、大規模火災も発生するであろう。

ヤマト上空1000km爆轟速度10kmで爆発させても破片は半径10kmの範囲に突入し、大規模な被害をもたらす。
ヤマト2202:ガトランティス大型戦艦による被害1

しかしヤマトショックカノンは現代の爆薬ではない。今回の21992202の設定では陽電子衝撃波砲となっている。単に陽電子だけ撃ち出すと大気原子の電子と対消滅するので、おそらくは他の素粒子も撃ち出しているとは思うが不明。
陽電子衝撃波砲についてはまた別途書く必要がありそうだが、破壊力が更にでかくて、爆轟速度を10倍の秒速100kmとしてみると?
ヤマト2202:ガトランティス大型戦艦による被害2

それでも破片を宇宙に押し返すことは不可能なので破片が半径100kmの範囲に飛び散るだけである。
破片を宇宙に押しとどめるには爆轟速度も同じ秒速1000kmと言うとてつもない破壊力は最低限必要か?
ヤマト2202:ガトランティス大型戦艦による被害3

あかん、ほとんどの破片が広範囲、日本列島全体に飛び散ってしまう。
ごく一部の破片は宇宙空間に押しとどめる事は可能かもしれないが、それでもいずれは重力で落下してくる。
また一部の破片は宇宙の彼方にすっ飛んでいく。

ガトランティスの巨大戦艦拡散波動砲でも燃え尽きなかったので、秒速1000kmで大気圏に突入しても燃え尽きずに地面に達する可能性は大である。
しかも地球に向かってくる破片はむしろ速度が増してしまう。

ヤマトガトランティス艦からの被害を食い止める為には完全に溶けて蒸発させなければならないが、その蒸発した高温の気体はやはり秒速1000km以上の高速で大気圏にぶち当たり、大気の気体分子を励起させて核爆発みたいに破裂させるかもしれない。

まあ速すぎる、ってわけである。
作品内では地球はとりあえず無事だったので、ショックカノンの衝撃?で船体を押し返したと解釈するしか無いが、無理があるなあ。反作用でヤマトも吹き飛ぶで。

またこのシーンで分かりにくいのは、ヤマトは海底ドックにいたのに、撃ち終わった後はドック内に海水が侵入してこない?海水は蒸発したとはいえ周囲の防波堤が視認しにくいので、何でやねん?となってしまう。

その他の話はまた今度。

ヤマト2199。ガミラスとイスカンダルの位置関係?62016年03月25日 21:15

うぎゃー!計算ミスがあった!
恐れてた通りやわ。てな訳でシリーズ6回目です。
計算ミスの指摘が来なかったので誰も読んで無いのではないか?
それとも陰でコソコソを嘲笑してたのでは無いかなあ?
恥ずかしい。
前までの記事はこれね。

潮汐力の計算が間違えてたのよ。
遡る事1回目から参考にした山本弘が書いた『ガミラスとイスカンダルの正しい天文学』


『潮汐力は影響を及ぼす側の天体の質量、および及ぼされる側の天体の直径に比例し、距離の3乗に反比例する。』
鵜呑みにして計算したからや!
この計算はWikipediaにも書かれているが「重力の差によって生まれる潮汐力」だけであって、今回の問題に適応するのは「公転の遠心力」も考慮せんなアカンのじゃい!
山本弘公転の遠心力をスッカリ忘れてやがる!

しかも公転の遠心力は単純なハナシでは無い。前回公転の遠心力に気付いて計算したが計算ミスがあった!

詳しい事はコチラに書かれているが、ちょいと分かりにくい(笑)

計算しなおしたのはコチラ!こっちの方が分かりやすいぞ!
ガミラス・イスカンダルの公転軌道半径が惑星半径の3倍の場合:修正版
前回は惑星が潮汐固定しているとみなして計算したが、実際にはこれでは潮汐力プラス自転遠心力になってしまう。
自転遠心力は同じ緯度ならどこでも同じやんけ!
実際には別の静止系からみたら惑星は回転してないとみなして計算しなければならない。
さすれば、公転軌道半径が惑星半径の3倍の場合では
公転内側の潮汐力は1Gの約1.22%
公転外側の潮汐力は1Gの約0.74%
しか無い。
月の潮汐力から比べたら莫大な値ではあるが完全なる円軌道潮汐固定していれば潮汐力の変動は無く、潮位の変動も生じないのだ!
あんまり地球と大差無い環境やんけ!場所によって重力が異なるだけや。

またシリーズ最初にイスカンダルガミラスが結構離れていると仮定した場合の潮汐力。
ここでの値は山本弘間違えた式を鵜呑みにしたので大間違い。
実際は結構潮汐力は小さい
表にしてみたよ。
ガミラス・イスカンダルの公転軌道半径が大きい場合の潮汐力

ガミラスとイスカンダルの距離関係

ガミラス・イスカンダルの距離が地球・月間とほぼ同じ場合は
潮汐力は月の約217倍
ガミラス・イスカンダルの距離が地球・月間と約2倍の場合は
潮汐力は月の約26.6倍
ガミラス・イスカンダルの距離が地球・月間と約3倍の場合は
潮汐力は月の約7.84倍
ガミラス・イスカンダルの距離が地球・月間と約4倍の場合は
潮汐力は月の約3.30倍

公転周期何十日もあるので潮汐固定してれば何かと変な環境になるが、自転速度がユックリの場合はこの程度の潮汐力変化は2199で考慮済みだろう。
なぜ自転周期が遅いかと言うと、昼は海水浴してるのに夕方はドテラを着てる
昼夜の寒暖差が大きいから推測できる。昼すぎからの放射冷却する時間が長いのだろう。それでも日の出から午前中も長いので昼間は暑いのだ。
こう考えれば2199の描写は納得できる。
ガミラス・イスカンダルの距離が地球・月間と約4倍の場合はガミラス・イスカンダル公転周期110日あまりにもなるが、主星サンザーに対する公転周期が905日あまりもあるのでガミラス・イスカンダル二重惑星とみなす事ができる。

しかし計算ミスは痛い。
ヤマト2199の科学考証をしてた半田利弘氏(東京大学天文学教育研究センター)もこういう事を書いている。

分かりにくいが(笑)多分、半田利弘氏はこのブログを読んでいるフシがあるので、計算ミスには気付いており高笑いしてたかもしれない!
恥ずかしい!
山本弘の記事を鵜呑みにしたからや!

さて、ガミラス・イスカンダル距離が短い場合公転軌道が楕円の場合は潮汐力の変動は大きい。

ガミラス・イスカンダルの公転軌道半径が惑星半径の3倍・12倍
近地点が3r遠地点が12rの場合は潮汐力の差は地球における月の潮汐力の約10万倍にもなるのだ。
扁平率の大きい場合は潮汐変動も大きくなる。さすがにこれではマトモな環境では無かろう。
扁平率を小さく、84:85の場合を計算してみた(図に描きやすい比率なのだ)

ガミラス・イスカンダルの公転軌道近地点が惑星半径の3倍、軌道扁平率が84:85の場合
図にするとほぼ円軌道みたいにみえるが、それでも潮汐力の差地球3万8千倍にもなる。
これでも厳しい。

だがしかし、自転による潮位変動で自転にブレーキがかかるように、公転軌道も変化するのである。
遠地点に向かう場合は惑星の運動エネルギー位置エネルギーに変換されるのだが、その一部が潮位変動で浪費されてしまい遠地点は短くなる。
近地点に向かう場合は惑星の位置エネルギー運動エネルギーに変換されるのだが、その一部が潮位変動で浪費されてしまい近地点は遠くなる。
そういう事で公転軌道は円軌道に近くなるのだ。

もしかしたら地球の公転軌道や月の公転軌道も大昔は扁平率の大きい楕円軌道だったかもしれない。
ついでに言うと地球などの惑星は少しづつ太陽から遠ざかってるかもしれない。

てな訳で、公転軌道半径が惑星半径の4倍の時は公転周期が約25時間40分余りになる
ガミラス・イスカンダルの公転軌道半径が惑星半径の4倍の場合
近地点:4.000r
遠地点:4.001r
の時でさえ潮汐変動が地球の約34.5倍にもなるが、これよりも円軌道に近ければ、かつ潮汐固定していれば地球の環境と大差無い事になる!
しかも絵的には1974年版に近くなるのだ!
むらかわみちお版ではココのブログの記事を意識したのか?(笑)ガミラスイスカンダルを離して描いているが、やはりサマにならない。
できるだけ近い方がよかろう。

意外と1974年版の設定は現実的だったわけである!
ってホンマかいな?

潮汐固定してればスターシャデスラーの居住区は常にお互いの惑星を向く位置にある事になるし、絵的にも常に同じ地形が描かれてもおかしくは無い事になる。

ガミラス・イスカンダルの距離について、他の値でもExcelで計算してるので、

まだ間違えてないかな?
間違えてたら差し替えるけど。

だがしかし、まだ考慮してない問題がある。
「コリオリ力」
だ!

つづく!
続かざるを得ない!面倒くさイ!

ヤマト2199。ガミラスとイスカンダルの位置関係?52015年11月15日 17:47

このネタ、やはり気になる事があったのでまた書きます。
シリーズ5回目。誰が読んでんねん?
コレらの続き

宇宙戦艦ヤマトではガミラスイスカンダルは極めて近い位置に描かれていますが、実際には結構離れているだろうと推定しました。
「まあイスカンダルガミラスが地球と月の距離の2倍くらい離れていても二重惑星として成立するワケですね。」
と考えています。
ガミラスとイスカンダルの距離関係
これらの記事を読んだのか?前回も書きましたが、むらかわみちお版2199漫画第5巻では、ガミラスから見上げるイスカンダルが随分と小さく描かれています。

こういう具合に描くと、ジックリと読める漫画では納得できますが、アニメではイスカンダルが小さすぎて視聴者が視認できないのでは無いかなあ?少なくとも印象には残らん。
そこで、あえて山本弘が書いたココガミラスとイスカンダルの正しい天文学の様にあえてガミラスイスカンダル近いと考えてみましょう。
山本弘柳田理科雄がデッチアゲた自転周期に言及したのでグダグダになってますが、これに付き合う必要は無いでしょう。

近くの物体は、絵にどの様に描かれるか?遠近法の基本である一点透視図法で描いてみましょう。
視野70°までの一点透視図法その1
あらあら。真正面から離れた角度にある立方体は総統に、いや相当に歪んでますね。そりゃあ、実際には斜め70°から観た立方体の正面を真四角に描くと歪みます。
でもモニターに顔を近づけて図示した角度に合わせて視野角を合わせればマトモに見えると思います。
ちなみに人間の視野はWikipediaなんかをみると『鼻側および上側で約60度、下側に約70度、耳側に約90~100度』随分と広いですね。真横の物なんか見えるかな?

視野70°までの一点透視図法その2
もうちょい小さい立方体を並べてみると、自然に見える範囲はせいぜい中心から30°の範囲内ですね。
この30°の視野角に地デジのモニターが入る様に絵を描くと、ガミラスから観たイスカンダルが大きく自然に見えるのは、視半径10°くらいが良いかも知れません。視半径10°程度でも広角レンズで撮影してもそれなりに大きくなります。
一点透視図法。地デジテレビで歪まない範囲
ちなみに月の視半径は1°も無く、15′32″58だとか。詳しい参考はココとか。

図にしやすく、かつ計算しやすく為にガミラスイスカンダルの公転半径を、それぞれの惑星半径の3倍に設定すると、それぞれの視半径は約11.5°になります。

ガミラスとイスカンダルが近い場合の図
この位置関係だと、1974年版の絵にも近い感じになります。相当に近い。実はこの視半径は気象衛星から観た地球よりもデカイ。
これでも互いの惑星を重力で破壊してしまう『ロシュ半径』よりも離れてますし、潮汐力は最大でも重力の約2.15%に過ぎません。
前回は大雑把に潮汐力を計算しましたが、公転軌道が小さく、大きさ・質量が同じ二重惑星の場合は厳密に計算する必要がありました。
ここまで互いの惑星が近いと、公転軌道の内側と外側で潮汐力が異なります。

地球での潮汐力は地球重力の数百万分の1しか無いので、この潮汐力はデカイのですが、体感としては体重が1kgか2kg増減する感じ。日常生活にも影響が生じそうですし、海の広いイスカンダルの干満の差は滅茶苦茶大きいでしょう
やはり潮位差が千m越えたりして
しかし、重力の2%程度の増減。慣れればどうと言う事ではありません。

さて、他の疑問でイスカンダルの気温。昼間は「気温27度」とか言って海水浴してましたが、夕刻になると「冷えて来ました」っと佐渡先生はドテラを着てました。
これ、ひょっとしたら、干満の差で実質的に海抜が上がったのでは?
夕刻になると干潮になり、海抜が千mほど上がった様な状態となり、気温が下がったのかも知れません。

しかし、ここまで近く公転軌道の内側と外側で潮汐力が異なる場合、自転が互いの惑星の向きに固定されるかも知れません。(潮汐固定)

実の所、公転周期が16時間40分41秒と短いので、潮汐固定してても1日が16時間40分41秒になるだけで、結構マトモ?な環境です。
ガミラスイスカンダルは天文学的には最近二重惑星になった可能性もあるので、まだ潮汐固定してないかもしれませんが、公転周期に近い時間の自転周期になってるかも知れません。

ガミラスとイスカンダルの公転軌道の推移(推定)

そうすると、潮位の変化もユックリなので、あんまり大した事は無い。そもそも公転の向きと自転の向きも不明。
海水浴してた日と気温が高かった日と、佐渡先生がドテラを着てた日が同じとは限らないので、やはり潮位が下がった日は寒くなるのでしょう

もっとも、公転軌道は円では無く楕円の筈で互いの距離が変化した場合も潮汐力が変化しますが、楕円の扁平率が小さい場合は大した事は無いです。かなり大きな扁平率で無い限り、距離の変化による潮汐力の変化は大した事は無いです。
元々大きな潮汐力なので。

てな訳で、ガミラスイスカンダルが近すぎてもさほど心配する必要は無いと思います

計算めんどくさかったけど、計算間違い無いかなあ?
ちょっと心配。

トップ絵は浮遊大陸2015年10月25日 16:07

久々にトップ絵を更新しました。
賞金稼ぎのコンテストに応募してたり、政治ネタを勉強してたりして、トップ絵の更新が遅くなっちゃいました。
今回の絵は結構時間がかかってしまった。イカンイカン。
りぼんちゃん花ちゃんはちゃんと宇宙服を来てますのでご安心を。
宇宙服りぼんちゃん
木星の赤道付近にある浮遊大陸の近所で遊んでます。
木星の重力は24.79m/ssですが、自転の遠心力の為赤道では23.12m/ss
地球の約2.36倍です

今回の浮遊大陸はデザインはオリジナルですが、熱気球の様に浮かぶ生物は故カール・セーガン博士も発表してますし、その又昔に故アイザック・アシモフ博士が可能性を唱えてます。
カール・セーガンCOSMOSと言う人気のあった科学番組で、木星大気中の窒素化合物などを食べる為に大気圏下部に潜り込んで行く生き物「シンカー(Sinker)」そのシンカーを捕食する気球の様な「フローター(Floater)」更にフローターを捕食するエイの様な生物「ハンター(Hunter)」なんて言うのをイラストで紹介してました。
今回のイラストは、そのフローターを念頭に置いて、熱気球の様な球体を持つ巨大植物と、それに絡まるツタ植物、その上で繁茂する雑多な動植物からなる閉じた生態系で浮遊大陸を構成させてます。
こちらの方が宇宙戦艦ヤマトに登場する浮遊大陸よりは説得力が出ると思います。
大きさは大きい球体が直径10km程度で、土地の広さは淡路島程度です。

木星の浮遊大陸、生物型
ヤマトに出て来たオーストラリア大陸程度の大きさにすると球体が見えなくなります。
このデザインでオーストラリア大陸の大きさにすると熱気球の球体が馬鹿でかくなるので、説得力が無くなります。
ヤマトの場合は波動砲の威力を見せつけるために直径3千kmから5千kmの浮遊大陸を設定しましたが、これを今回の理屈で生物型にするとどーなる事やら
厚みを無くすとペランペランの紙の様な形になるので迫力が無い。なのでジャングルジムの様な梁が複雑に入り組んだ様なデザインになるかな?作画が滅茶苦茶面倒くさイ。3DCGにするしか無い。

ヤマトの浮遊大陸は実のトコロ、脚本家が科学に疎く、ヤマトを「木星の大地に着陸」させようとしたとか!木星がガスの固まりである事を知らなかったんですね。他のスタッフが慌てて修正し、浮遊大陸の設定を考えたとか。1974年版では「伝説」として何故あるのか不明にしてます。一応メタンの海に乗っかって軌道を周回していると言う事にしてますので、衛星が大気圏内に入ってると言う事にしてますが、これは苦しい。2199の科学考証半田利弘氏も不可能と書いてます。
2199ではガミラス人がガミラス星の一部を持って来て重力制御で浮かせている事にしてます。なんとかツジツマがあった。
と思ったけど、大きさは1974年版と同じなので今度は「ゲシュタムの門」が使えない!大きすぎます。自力でワープさせるにしてもどんだけデカイ宇宙船があったのだ?
通常のワープではガミラスの技術でも1年以上はかかるはずです。

てな訳で、私が「りぼんちゃんがかんがえた宇宙戦艦ヤマト」を造るなら、カール・セーガン/アイザック・アシモフ発案の生物型浮遊大陸にします。
木星に自生する生物にしたら、波動砲で破滅させた後の後悔が生きますからね。

だがしかし……
もう一つの難点としては、オーストラリア大陸並みの大きさとしたら、木星の衛星イオなどとほぼ同じ大きさになります。
木星の表面に浮かんでいたら望遠鏡で見えちゃいます!惑星探査船で詳細な写真が撮影されているはずです!
てな訳で淡路島程度の大きさの方がいいかなあ。
しかし、今なら淡路島でも発見されてしまうな。
外から見えないとなると、雲の下にするけど、そーすると暗くなるしなあ。それにどんだけ頑張って隠しても雲の切れ間から見える時もあるはずだし。
ラピュタの様に竜の巣でも発生させないと。ヤマトなら、もろに白色彗星帝国になるけど。
ラピュタのデザインは白色彗星帝国のパクリっぽい。

宮崎駿もラピュタや魔女宅を造った後は宇宙SFアニメでも造ったら良かったのに、現実離れしたファンタジーばかり造りやがって。
子供の理科離れの原因の一つはジブリがSF造らず、ソレに倣って他もファンタジー三昧になってしまった事にあるぞ(いや例外もあるが。)
宮崎駿なんか天体写真や宇宙から撮影した地球の映像を観ても
「記号みたい」
とか言って関心を持ってなかったとか。
こりゃイカン。
宮崎駿は長編引退したのであるから、ジブリに残ったメンバーで本格宇宙SFアニメを造るべきである。

ミニマムデザインのススメ2015年06月06日 22:06


江口寿史のポスターが古いと言われた原因について
「似てない」「古い」と言われる原因は、シンプルな絵柄が物足りなくて似てないと認識されてしまい、古いと思われたのかも知れないと推測した。

根拠としては、Windows 8MacOS-X-Yosemite(ヨセミテ)のアイコンなどのデザイン。
デザインが刷新された時、これらはタブレットやスマホを念頭に置いて「シンプルデザイン」とか「ミニマムデザイン」「フラットデザイン」とか呼ばれる単純な物になった。
ミニマムデザインの反対は「リッチデザイン」ね。
その前は立体感を強調した3DCGみたいなデザインで、ボタンはボタンらしくしようとか言うデザインだった。
しかし、パソコンよりは性能が劣るタブレットやスマホでは負荷がかかるので「ミニマムデザイン」に移行したとも言う。
もっとも、立体的なリッチデザインに行き詰まりを感じたのかも知れないが。

そうなってしまうとユーザからの感想は
「ダサくなった!」
「どこを押せば良いのか分からない」
と散々な物。
折角立体的に進化して行ったユーザインターフェースが退化して古臭くなったと思ったのでは無いかいな?

てな訳で、江口寿史絵の情報量が少ない事「古い」「似てない」と思われた原因では無いか?

しかし、デザインする側からしたら必要最小限の情報量で格好良くするのは難しいのよお。

更に又、ヨセミテも慣れて来ると、以前のリッチデザインとか言う立体的なアイコンが無駄でダサイ物に思えて来る。

んでもって、最近の漫画。
少年サンデーとか発行部数が激減しているとも言う。私も随分と読んで無いが、サンデー公式サイトで試し読みしてみると……
「競女!!!!!!!!」と言う作品を読んでみたが、無駄な効果線を描くなよお!
女体描写が売りの漫画なのに、肝心の女体に効果線を描くな!
イマドキはこの様な効果線を多様する漫画家が多い様だが、これアカンわ!
スピード感も力感も色気も無い。
紙面を汚すだけや。
人物画そのものはキチンと描けてるのに、効果が悪い。
これが新しい表現かね?

同じサンデーなら男組やら赤いペガサスやら六三四の剣とか、お手本にできる作品があるやろうがあ。こっちの方が優れている。
これでは発行部数が減るわ。
子供読者が読まなくなるのも当然。

ちなみに「競女!!!!!!!!」と似た様なネタは大天才永井豪先生が昔お描きになってた。
同じ少年サンデーでの「スペオペ宙学」と言う漫画で「レズリング」と言う競技を描いていた。
誤字では無い。
レズビアンテクニックを取り入れた女子レスリングである!

っとまあハナシはそれたが、現代漫画に無駄な線が多いと言う事が改めて確認出来た。これは寧ろ新しい方が駄目である。
デザイン界隈はミニマムデザインに回帰しつつあるので、漫画・アニメもシンプルデザインに回帰し、効果線も劇画に戻した方が良いのでは無いか?

アニメーターの収入が少ない事が、ようやく社会問題として取り上げられる様になって来たが、イマドキの線が多いキャラを描いていたら動画マンも効率が悪くなるよ。線減らしても可愛いキャラは描ける。デザインできる。
ミンキーモモママは小学4年生ケロケロちゃいむ、21世紀ではマリー&ガリー
どれも子供にウケておる。

ママは小学4年生:水木なつみ、みらい母娘
ママは小学4年生星雲賞も受賞している(笑)
久々にこの母娘描いたなあ。

シンプルなデザインは息が長い。
亀倉雄策が手がけた東京オリンピックや札幌オリンピックのポスターはシンプルで優れたデザイン。
勝見勝がデザインした東京オリンピック用のピクトグラムは、更に大阪万博で発展し、今でも役立っている。

また、阪神タイガースの意匠については球団設立時から一環した優れたデザインになっている。
阪神タイガースの公式サイトによると、早川源一と言うデザイナーが絶妙なバランス感覚で仕事をしたとの事。
あんまりゴチャゴチャしたデザインだったら、長続きしなかったろう。

もっとも宇宙戦艦ヤマトは複雑である。
しかし、よーっく見ると、ヤマトは喫水線の下からアオリ見る構図で描かれる事が多い。複雑な艦上構造物をあまり描かずに、流線型の船体を強調したアングルから描かれる。しかも色は鉄黒色と赤の2色のみと言うシンプルな物である。

テキトーに描いたヤマト

ここまで手抜きで描いても「ヤマト」と認識できる訳である。

なんかイマイチ纏まりの無い話。

ヤマト2199。ガミラスとイスカンダルの位置関係?42015年02月08日 16:42

このネタ、気になる事があったのでまた書きます。
コレらの続き

で、アニメではガミラスイスカンダルは極めて近い位置に描かれていますが、実際には結構離れているだろうと推定しました。
「まあイスカンダルとガミラスが地球と月の距離の2倍くらい離れていても二重惑星として成立するワケですね。」
と考えています。
ガミラスとイスカンダルの距離関係
さて、ココの記述を観たのか?むらかわみちお版2199漫画第5巻では、ガミラスから見上げるイスカンダルが随分と小さく描かれています。

それは兎も角、前回までは両惑星の潮汐力によって、互いに徐々に遠ざかっていると考えてました。
遠ざかる理屈は説明するのメンドクサイのですが、ググると巧い具合に図解入りで説明しているサイトもありますので、参考で貼っておきます。

地球と月と同じ関係がガミラス・イスカンダル間にも成り立つ筈です。

っが、描いている最中に疑問が生じてきました。
って言うのも、ガミラスイスカンダルって見た目が全然違いますよね?
大きさや質量がほぼ同じなのにルックスが全然異なる……
これ、双方の星を構成する物質が結構異なるのでは無いの?

地球と月の場合は、見た目は随分と異なるけど、コレは大きさが異なるから。Wikipediaとか見ると月の比重は地球の海洋地殻を構成している玄武岩に近く、月の石の酸素同位体比が地球とほぼ一致(すなわち同じ古さ)なので、地球が造られた直後にデカイ星が衝突して地球の一部とデカイ星の一部が飛び出して合体し月になったとも考えられている。
月は出来た瞬間から遠ざかっていると考えられています。

しかし、ガミラスイスカンダルは見た目全然違う。
先日購入した半田利弘著「宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学」によると、半田利弘氏はガミラスでは大量破壊兵器が使用されて巨大クレーターが出来たり、植物を繁茂させるためにむりやり植林したりしてるのでは?と推測しています。
イスカンダルではマントル対流があり、造山運動の結果大陸が出来上がっていると推測しています。
まあ、なんか公式設定では無いけど星として全然異なる事には変わりません。
てなわけで、月が出来た様な「ジャイアントインパクト説」では、両惑星の相違が説明出来ません。

なので、ガミラス・イスカンダルは、元々異なる軌道を公転してた「他人」の惑星だったと考えた方が理屈が通ります。
こんな感じ。
ガミラスとイスカンダルの公転軌道の推移(推定)
分かり易くする為に楕円軌道の扁平率を大きくしてます。

まあ金星が地球に接近して二重惑星になったような感じね。

二重惑星になる前は、両惑星はハビタブルゾーンには無かったかも知れません。
二重惑星になって軌道が落ち着いた時に、ハビタブルゾーンに入り、生物が発生したのかも知れません。
しかしまあ確立低いなあ!

まあ裏設定では地球人、ガミラス人、イスカンダル人は祖先を同一としていると言う大胆な前提があるんで、ガミラス人とイスカンダル人は惑星環境が落ち着いてから宇宙から来訪し住み着いたのかも知れません。
1974年版ではシナリオだけでマゼラン雲が銀河に接近した時に、地球に移住し、一旦原始人になったと説明してたが、本編には採用されなかった。

んで、もしガミラス・イスカンダルが元々異なる軌道を公転してた場合、現在互いの距離が離れつつあるのか?離れるチカラは作用するけど、これまでのイキオイがあるので、軌道が安定しておらずまだ近づいているのかも知れないのよ!
しかも、海洋面積の広いイスカンダルの自転方向とガミラス・イスカンダルの公転方向が一致しているとは限らない。
こうなる確立は極めて少ないけど、軌道は不安定やなあ。

ガミラス・イスカンダル間の距離は不安定で、互いの軌道は扁平率の大きい楕円軌道なのかも知れない。
そうなると潮汐力の変動は大きいなあ。

また、むらかわみちお版2199漫画第5巻を観て、まだ疑問もあるので続く。


トップ絵の惑星について2015年01月08日 19:55

トップ絵を更新しました。

2015年1月のトップ絵りぼんちゃん
ホントはコッチの絵をWEB用の年賀状にするつもりだったのに、服のデザインを間違えて大幅に描き直したのでした!
難しいドレープのドレスにしようかと思ったのですが、ヒダの形状が間違えていて有り得ない裁断になってたのです。衣装デザインは服の裁断や裁縫まで考えないとね。
てなワケでシンプルな水着に変更したのでした。水着と言っても布を2枚結び合わせただけ(笑)。
正月らしさなど眼中に無いので、年賀状にしなくて良かったかも。


今回間違えたドレスはまた今度描き直そう。

で、もう一個描きたかったのは輪のある土星の様な惑星。この絵の惑星は土星の扁平率と同じにしてます。土星は自転の遠心力で膨らんで平べったい形状なのよ。
外側の輪が斜めになってますね。赤道面になってません。大きな衛星の軌道か惑星の公転面に沿った角度かも知れませんし、つい最近赤道面を廻ってなかった衛星が崩壊して輪になったのかもしれません。
2015年1月のトップ絵の惑星
りぼんちゃんの居る衛星軌道も惑星の赤道面を廻ってないですね。

さて、去年末に観た『宇宙戦艦ヤマト2199、これが本当のガトランティス戦です』いや『宇宙戦艦ヤマト2199星巡る方舟』に描かれた惑星シャンブロウ
輪っかが重なってますね?
上下の輪が惑星の赤道面を通過してません。
有り得ない惑星の輪の形状
これはまず、有り得ない形状です。
惑星の輪は細かい氷やら石ころだと思いますが、それぞれが衛星軌道を廻っており、必ず赤道面を通過するはずです。
もし、こういう形状に石ころが集まったとしたら、超少ない確率で一瞬、こういう形に集まった。としか解釈できません。
または、渦巻き形状で、輪と輪の間にも星物質物質が詰まっているのかも知れませんが、そうすると、もっとモヤっとした輪になるはずです。

しかしまあ、コレは謎のジレル人が造った幻覚と言う事になるんでしょうなあ。
野暮なツッコミはスタッフは百も承知で
「あらあら不思議」
と言う感覚を狙ったと思われます。

でも、こういう惑星の輪の形状も有り得ると誤解されると、ヤバい。

『ヤマト2199星巡る方舟』を観た2014年12月23日 17:57

某日『宇宙戦艦ヤマト2199星巡る方舟』を観ました。
某難波のシネコンで観たのですがポイントが貯まってたオカゲで無料で観れたのです。ラッキー。でもこのポイントカードはサービス終了なのね。

ガトランティスとの戦闘ですが、昔の白色彗星帝国編の「さらば」では無く、イスカンダル往復の復路のエピソードでテレビ放映で省略されたオハナシです。
ってガトランティスはアンツィオか!
ガルパンのアンチョビ姉さん

以下はネタバレ満載です。

良かった所古代進君がキチンと主人公になって、艦長代理業務を遂行した所2199では存在感無かったもんね。
本来ヤマトは沖田が古代を育てる話なのに、2199ではその要素が無くなってしまったのが不満であったが、そういうファンの感想を聞いてか、沖田と古代の雑談シーンも挿入された。コレをさっさと本編でやっておくべきであった。
私も前からそう書いてたし、他のブログでも
「古代君は『撃てー!』と言う役割しか無い人になった」
とか書かれてた。
パンフレットによると出渕裕監督はネットの評判も気にしていた様なのでイチイチ検索もしているハズ。
この不満を解消する為のガトランティス編とも言える。

見せ場は物語始めと終わりの2回の戦闘シーン。長い時間をとっているが、なかなか頑張っていて飽きさせない描写になっている。ん。まあコレで良かろう。
時間は長いがむしろ、もっとジックリ見せても良かろう。
と言うのもガトランティスの超兵器「火焔直撃砲」の描写が分かりにくい。
文字通り火焔の様なビームを「物質転送機」で任意の空間に瞬間移動させているが、映画を観ただけでは分かりにくい。
ただ単に射程距離が長いビーム兵器としか思えなかった。
ガミラスの超弩級戦艦の前面装甲は頑丈で「コレで耐えられる」とか言ってたので、瞬間移動するビームとは思え無かったのもマズい描写であると思う。
テンポアップ重視の演出は分かるが、ヤマト演出においては一撃必殺の大破壊兵器の描写はもっと重々しくジックリと長時間かけて描く必要がある。
今回は波動砲も封印されているので、ハデな大破壊兵器は「火焔直撃砲」しか無い。もっと分かり易く破壊のプロセスを描写するべきであった。

しかし、イスカンダル復路のハナシなのでヤマトは画面下手から飛んで来る描写が多く、ちょっと違和感があるなー。

往路の宇宙戦艦ヤマト
テキトーに描いたヤマト
復路の宇宙戦艦ヤマト
復路の宇宙戦艦ヤマト
上手・下手の事はブログ過去記事漫画を参考の事。

「火焔直撃砲」がガミラスからの技術供与である事はゲーム版で描写されているそうだが、ゲームしないからそんなの知らなかった。昔のヤマト2もマトモに観てないしなあ。やっぱ続編はちょっとなあ。
ゲーム版は松本零士版なので、やっぱり出渕裕監督は松本零士版でやりたかったと思われる。

「物質転送機」を使った作戦はドメルと今回のゴラン・ダガームが行ったが、ヤマトのレーダーで観測出来ないアウトレンジから狙うという事は、ガトランティスやガミラスの索敵範囲は地球の技術の遥か上を行っているようである。
もっともドメルは七色星団で隠れていたが、ヤマトを捕捉している。
しかし、ガトランティスはガミラスも策敵出来ないアウトレンジから攻撃しているので、ガトランティスの方が技術が上なのかね?
また、ガミラスもガトランティスもヤマトがワープする空間を探る事に成功しているので、未知の技術があるわけで。
そうでないと数千光年先にワープした物体を捕捉しようとしても、普通では数千年前の情報しか得られないから何やらワケ分からん技術が必要である。
地球にはそういう技術があるのか?不明である。

絵についても頑張っているが、星雲とかの絵をアップにすると、やや粗が見えてしまうなあ。美術は難しい。
CGメカも一昔前では全然駄目だったモノだが、今では見せ場に耐えられる。もっともスピーディーに動かさないと迫力が出ないらしく、ジックリとユックリ動かしても良いと思うが?
また戦闘シーンでも砲撃で装甲やパーツがそれぞれバラバラに振動したり描けそうやけど、まだそこまでは描けて無い。
真空の宇宙区間では衝撃での振動はナカナカ収まらない。また衝撃を喰らったら船体が必ず動く筈である。ソコまでは厳密には描けて無い。一部描いているけど。

宇宙船の慣性制御


アカンかったトコロは大和ホテルでの描写。
ちょっとダレたなあ。
こういう話をファンが求めておるとは思えない。
またもやジレル人の超能力幻覚攻撃であるが、殺すのであれば幻覚を見せて撃ち合いをさせたり自殺させたり、即座に抹殺できるハズである。なんでこういう回りくどい事をするのか?
また今回のヒロインである美影の記憶を元に戦艦大和やアマゾンの地形などを忠実に復元して幻覚を見せる能力がありながら、なぜ、バーガーの記憶にあるネレディア・リッケの復元は中途半端になって失敗したのか?しかもバーガーは薄々オカシイと気付いていた。なぜその気付きが分からない?
バーガーとの和解や、ジゼル人の描写をしたのは分かるが、もうちょいエピソードを工夫するべきであったなあ。サスペンス調にするとか、市街戦アクションにするとか。
そもそも同行したアナライザーはジゼル人の精神攻撃にどの様に対応したのか?美影の録音機や万能宇宙艇の動作も精神攻撃に対応して動いていたのか?なんやワケ分からん。

また、ガトランティスとの決着が付いた訳でもないし、斉藤がチョイ役で登場したので、続編が出来るのかも?

つづく