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『ぴょん』更新:人間の走り方2017年08月07日 21:46

久々にホムペ更新。
動画もあるよ。

身長160cmの女の子時速36kmで走らせる動画なので随分と無茶なフォーム(大爆笑)

女子の100m走の世界記録って未だに1988年のフローレンス・ジョイナー:10.49秒なのね。

りぼんちゃんのお姉さんジョイナーよりも速いのです。
動きによるブレを描いてないので、パラパラ漫画みたいになりますね。
1秒30コマですけど、そう見えるかな?

静止画はTINAMIにも投稿しておきました。需要があるのかな?

しかしこのコーナー、昔描いた絵ばかりやから下手やなあ。昔の絵は目が大きすぎや

恐竜から鳥類への進化の過程で「疾走離陸説」を描く話なので、人の走行フォームも必要かと思って描いてみました。
一流選手は頭は水平に真っ直ぐ等速直線運動になるのよね。
運動のできない人でも頭の上下動は少なく、むしろ左右に振れます。

動画を重ねてみると、頭は動かしてません

短距離走の動画の原画

でもこれでは躍動感が出ないのでアニメでは頭を上下前後に動かす事があります

漫画的な動きの原画
まあ長距離走の場合はストライドが長いので頭の上下動も大きくなりますが、長距離走では離陸できませんもんね。

今回の動画は結構前々からチマチマ描いてたのですが、どうしたら分かりやすくなるだろうか?と試行錯誤してたので、時間かかりました。情報量を多くしても分かりにくいし。

確か柳田理科雄が、人間が走ると頭が15cm上下動するだろう嘘書いてたので山本弘に指摘されて修正。しかしそれでも「達人でも大股で歩くと3cmは動く」と根拠の無い推測でデタラメを書いてましたね。
姿勢良く歩くために、頭に本などを載せて歩く練習するモデルさんなどもいるし、外国では重い物を頭の上に乗せて運んでいる人々も珍しくは無い。
柳田理科雄マジンガーZの様な巨大ロボの頭に人が乗ると揺れのために乗り物酔いするとか書いてたけど、実は頭は揺れません。
足から最も遠い場所なので胴体でも首でも振動を吸収させてしまいます。ロボットの場合は首や頭にサスペンション入れたら全然揺れない。
むしろガンダムの様に腹に乗る方が揺れます。ガンダムは宇宙でクルクル回るから腹に乗ると言う理屈。でも胴体を動かすメカがどこにあるの?

てな訳で、原始鳥類が走る場合も、無駄な挙動はしないだろうと言う事の前振りです。

ヤマト2202:ヤマトはガトランティス艦を止められるか?2017年03月12日 21:22

ヤマトはイスカンダルから生還して『完』である!
例えコスモクリーナーやらコスモリバースやらが作動しても、干上がった海水を再び満たし、生態系を再び元どおりにするには何百年、何千年もかかるのである!
ヤマトはただひたすらに宇宙空間の彗星などから水分を持ってきて海水を補給していかねばならんのだ!
元々のさらヤマ折角のキャラを殺害するだけの御涙頂戴劇だったし、天文学的には面白い点は無いし、さらにそれを元にしたTVの2は間延びした展開にやっぱり特攻はヤメ、という煮え切らない展開。話も散らかっててオリジナルよりは劣る出来栄えである。更に3以降は変な話である。

てな訳で当初2202を見るつもりはなかった。しかし巷の評判が良いのでノコノコと見てしまった訳である。
感想は、(ここからネタバレ)

「あれ?これで終わり?」
と拍子抜けしてしまった。
冒頭の戦闘シーンはそれなりに見せ場ではあるが、先行のネット公開分で大体見てたからなあ。
TVシリーズ2話分だけだったようで、2話目は正直ダレたなあ。最後は古代が月にいるガミラス要人バレルに会いに行くが、そこで取ってつけたようなコスモタイガーとガミラス機の戦闘シーン。これいる?クラウスと言うガミラス人がこっそりと古代を連れて行けば良いだけの話やん。必然性が無い。
なんか不自然な展開で拍子抜けであった。
また折角アンドロメダ級宇宙戦艦を5隻も登場させたのだから姉妹艦4隻のシーンはもっとハッタリ入れるべき。形状が異なるがその差異をジックリ見せないと。

話は戻って冒頭の地球ガミラス連合艦隊ガトランティス艦隊との合戦。
ガミラス大型戦艦にはその前に独立した宇宙船でもある追加装甲を浮かせていたが、このアイデアは昔のスタジオぬえスターシップライブラリにもあった。
しかしこれでは大型戦艦が砲撃できないではないか。
しかも火焔直撃砲にやられるし。
艦隊戦もガミラスお得意の機動戦ができてなくて大雑把。これは古代が単艦でしてたが。

それからガトランティスビックリドッキリメカである大型戦艦カラクルム級戦闘艦
大砲を多数備えてたがガミラス艦隊を撃破したのはガンダムに出てくるビットみたいな小型メカ。
なんで小型メカから大出力の攻撃ができるの?
あれでは何の為に巨大戦艦が必要なの?
ヤマトの設定では巨大戦艦に内蔵されてるメカからエネルギーが供給されて破壊兵器が作動すると言う一定のルールがあるのに台無しやん。
あれではビットの構造を小型戦闘機に搭載して攻撃した方が効率が良い。大型戦艦いらんやん

それからアンドロメダ登場で拡散波動砲で殲滅。
と思いきや、カラクルム級戦闘艦は焼かれたとは言え熱で発光しながら地球艦を追って地球までワープ。
その前にアンドロメダは砲撃するもとり逃がす。おいおい!アンドロメダが鈍重すぎるやんけ!強いのか弱いのか分からんやん。

んでもってカラクルム級戦闘艦月から地球まで400秒と言う猛スピードで地球に特攻。
まあいちいち月の近所から飛んでくるのもご都合主義ではあるが、これは分かりやすくするための演出なので言うまい。
この速度はどんだけか?
地球・月間は約400,000km。

月の大きさと軌道の比較

つまり秒速1000km!
東京から種子島北海道の大部分にまで達する距離を1秒でぶっ飛ぶ速度である。
光速の約0.33%である!
第5宇宙速度:銀河集団からの脱出速度・秒速約1000km
に匹敵する。

これを古代艦と連携した海底ドックのヤマトショックカノンで撃破するわけであるが?
宇宙空間で高速移動する物体を爆破させても破片はそのまんま拡散しながら直進する!これは以前漫画に描いた。

この漫画では宇宙船の移動速度や爆発で広がる破片の速度までは言及しなかったので、いずれは改定増補版を描いた方が良いかもしれない。

爆発で物体が飛び散る速度はいかほどか?当然爆薬の威力によって異なる。モノの本によると秒速400mから9100mとバラツキがあるそうだ。超音速であるが今回の秒速1000kmとは桁違いに遅い。
つまり
現代の爆発物では当然の事ながらガトランティスの特攻を防ぐ事は不可能なのだ!
爆発させても破片はそのまんま猛スピードで地面に激突し、隕石落下よりも遥かに大きい運動エネルギーで地表に被害をもたらすのである。無論空気は断熱圧縮で燃え盛り、大規模火災も発生するであろう。

ヤマト上空1000km爆轟速度10kmで爆発させても破片は半径10kmの範囲に突入し、大規模な被害をもたらす。
ヤマト2202:ガトランティス大型戦艦による被害1

しかしヤマトショックカノンは現代の爆薬ではない。今回の21992202の設定では陽電子衝撃波砲となっている。単に陽電子だけ撃ち出すと大気原子の電子と対消滅するので、おそらくは他の素粒子も撃ち出しているとは思うが不明。
陽電子衝撃波砲についてはまた別途書く必要がありそうだが、破壊力が更にでかくて、爆轟速度を10倍の秒速100kmとしてみると?
ヤマト2202:ガトランティス大型戦艦による被害2

それでも破片を宇宙に押し返すことは不可能なので破片が半径100kmの範囲に飛び散るだけである。
破片を宇宙に押しとどめるには爆轟速度も同じ秒速1000kmと言うとてつもない破壊力は最低限必要か?
ヤマト2202:ガトランティス大型戦艦による被害3

あかん、ほとんどの破片が広範囲、日本列島全体に飛び散ってしまう。
ごく一部の破片は宇宙空間に押しとどめる事は可能かもしれないが、それでもいずれは重力で落下してくる。
また一部の破片は宇宙の彼方にすっ飛んでいく。

ガトランティスの巨大戦艦拡散波動砲でも燃え尽きなかったので、秒速1000kmで大気圏に突入しても燃え尽きずに地面に達する可能性は大である。
しかも地球に向かってくる破片はむしろ速度が増してしまう。

ヤマトガトランティス艦からの被害を食い止める為には完全に溶けて蒸発させなければならないが、その蒸発した高温の気体はやはり秒速1000km以上の高速で大気圏にぶち当たり、大気の気体分子を励起させて核爆発みたいに破裂させるかもしれない。

まあ速すぎる、ってわけである。
作品内では地球はとりあえず無事だったので、ショックカノンの衝撃?で船体を押し返したと解釈するしか無いが、無理があるなあ。反作用でヤマトも吹き飛ぶで。

またこのシーンで分かりにくいのは、ヤマトは海底ドックにいたのに、撃ち終わった後はドック内に海水が侵入してこない?海水は蒸発したとはいえ周囲の防波堤が視認しにくいので、何でやねん?となってしまう。

その他の話はまた今度。

ガルパン:学園艦と地球の比較2016年10月18日 20:50

久々に軽くブログを更新。

ガルパン大洗学園艦。巨大なために劇場版では廃校の口実としてつかわれた重要なガジェット、っつーか大道具、っつーか、そんなの。
でも劇場版ではその巨大さを具体的に表現したカットが無いので、一見さんには分かりにくかったかもしれない。

ファンの人々は御存知の筈だがおさらいとして
大洗学園艦
甲板の長さ7100m
甲板の幅が900m
喫水線から甲板までの高さ440m
と言う巨大構造物。

今回は甲板の大きさに着目して、地球と比較してみます。

地球の大きさ、っていっても、その半径は極方向赤道方向では異なりますが、国際単位としては
赤道半径
6,378,137m
赤道直径12,756,274m

すると赤道の長さ
約40,075,017m

学園艦の約5644倍になりますね。
さすがに地球はデカイ。

でも、学園艦の甲板端から中央までは地球の経度
約0.03189度
の差となります。

ここまで巨大だと地球の丸みの影響で甲板の真ん中は膨らんでるはず
三角関数で計算してみると、甲板中央
約98.8cm
丸まってるはずですね。

別の計算方法で甲板を真直ぐとみなして計算しても約99cmの差が出ましたので、大体こんなもんだと思います。
また、甲板が喫水線より440mも高いので、喫水線よりも甲板
約49cm
長いはずです。

ぐにゃりとゆがんでる訳です。

ガルパン:大洗学園学園艦と地球の比較
スクールシップ・ウォーによると、一辺約300mのサイコロ状のブロックで構成されている一種のメガフロートの様な構造との事なので、前後に23個か24個のブロックが並んでる事になりますが、サイコロが正確な立方体だとそれぞれ上に2cm程度のスキマができるはず

もっとも巨大構造物を建設する時は地球の丸みを考慮するので、これは織り込み済みの筈。

また、モノの本によると、大型船は大波によって上下に15cmはたわむそうなので、これくらいの歪みは、さほど驚く事では無いのかも知れません。

ヤマト2199。ガミラスとイスカンダルの位置関係?62016年03月25日 21:15

うぎゃー!計算ミスがあった!
恐れてた通りやわ。てな訳でシリーズ6回目です。
計算ミスの指摘が来なかったので誰も読んで無いのではないか?
それとも陰でコソコソを嘲笑してたのでは無いかなあ?
恥ずかしい。
前までの記事はこれね。

潮汐力の計算が間違えてたのよ。
遡る事1回目から参考にした山本弘が書いた『ガミラスとイスカンダルの正しい天文学』


『潮汐力は影響を及ぼす側の天体の質量、および及ぼされる側の天体の直径に比例し、距離の3乗に反比例する。』
鵜呑みにして計算したからや!
この計算はWikipediaにも書かれているが「重力の差によって生まれる潮汐力」だけであって、今回の問題に適応するのは「公転の遠心力」も考慮せんなアカンのじゃい!
山本弘公転の遠心力をスッカリ忘れてやがる!

しかも公転の遠心力は単純なハナシでは無い。前回公転の遠心力に気付いて計算したが計算ミスがあった!

詳しい事はコチラに書かれているが、ちょいと分かりにくい(笑)

計算しなおしたのはコチラ!こっちの方が分かりやすいぞ!
ガミラス・イスカンダルの公転軌道半径が惑星半径の3倍の場合:修正版
前回は惑星が潮汐固定しているとみなして計算したが、実際にはこれでは潮汐力プラス自転遠心力になってしまう。
自転遠心力は同じ緯度ならどこでも同じやんけ!
実際には別の静止系からみたら惑星は回転してないとみなして計算しなければならない。
さすれば、公転軌道半径が惑星半径の3倍の場合では
公転内側の潮汐力は1Gの約1.22%
公転外側の潮汐力は1Gの約0.74%
しか無い。
月の潮汐力から比べたら莫大な値ではあるが完全なる円軌道潮汐固定していれば潮汐力の変動は無く、潮位の変動も生じないのだ!
あんまり地球と大差無い環境やんけ!場所によって重力が異なるだけや。

またシリーズ最初にイスカンダルガミラスが結構離れていると仮定した場合の潮汐力。
ここでの値は山本弘間違えた式を鵜呑みにしたので大間違い。
実際は結構潮汐力は小さい
表にしてみたよ。
ガミラス・イスカンダルの公転軌道半径が大きい場合の潮汐力

ガミラスとイスカンダルの距離関係

ガミラス・イスカンダルの距離が地球・月間とほぼ同じ場合は
潮汐力は月の約217倍
ガミラス・イスカンダルの距離が地球・月間と約2倍の場合は
潮汐力は月の約26.6倍
ガミラス・イスカンダルの距離が地球・月間と約3倍の場合は
潮汐力は月の約7.84倍
ガミラス・イスカンダルの距離が地球・月間と約4倍の場合は
潮汐力は月の約3.30倍

公転周期何十日もあるので潮汐固定してれば何かと変な環境になるが、自転速度がユックリの場合はこの程度の潮汐力変化は2199で考慮済みだろう。
なぜ自転周期が遅いかと言うと、昼は海水浴してるのに夕方はドテラを着てる
昼夜の寒暖差が大きいから推測できる。昼すぎからの放射冷却する時間が長いのだろう。それでも日の出から午前中も長いので昼間は暑いのだ。
こう考えれば2199の描写は納得できる。
ガミラス・イスカンダルの距離が地球・月間と約4倍の場合はガミラス・イスカンダル公転周期110日あまりにもなるが、主星サンザーに対する公転周期が905日あまりもあるのでガミラス・イスカンダル二重惑星とみなす事ができる。

しかし計算ミスは痛い。
ヤマト2199の科学考証をしてた半田利弘氏(東京大学天文学教育研究センター)もこういう事を書いている。

分かりにくいが(笑)多分、半田利弘氏はこのブログを読んでいるフシがあるので、計算ミスには気付いており高笑いしてたかもしれない!
恥ずかしい!
山本弘の記事を鵜呑みにしたからや!

さて、ガミラス・イスカンダル距離が短い場合公転軌道が楕円の場合は潮汐力の変動は大きい。

ガミラス・イスカンダルの公転軌道半径が惑星半径の3倍・12倍
近地点が3r遠地点が12rの場合は潮汐力の差は地球における月の潮汐力の約10万倍にもなるのだ。
扁平率の大きい場合は潮汐変動も大きくなる。さすがにこれではマトモな環境では無かろう。
扁平率を小さく、84:85の場合を計算してみた(図に描きやすい比率なのだ)

ガミラス・イスカンダルの公転軌道近地点が惑星半径の3倍、軌道扁平率が84:85の場合
図にするとほぼ円軌道みたいにみえるが、それでも潮汐力の差地球3万8千倍にもなる。
これでも厳しい。

だがしかし、自転による潮位変動で自転にブレーキがかかるように、公転軌道も変化するのである。
遠地点に向かう場合は惑星の運動エネルギー位置エネルギーに変換されるのだが、その一部が潮位変動で浪費されてしまい遠地点は短くなる。
近地点に向かう場合は惑星の位置エネルギー運動エネルギーに変換されるのだが、その一部が潮位変動で浪費されてしまい近地点は遠くなる。
そういう事で公転軌道は円軌道に近くなるのだ。

もしかしたら地球の公転軌道や月の公転軌道も大昔は扁平率の大きい楕円軌道だったかもしれない。
ついでに言うと地球などの惑星は少しづつ太陽から遠ざかってるかもしれない。

てな訳で、公転軌道半径が惑星半径の4倍の時は公転周期が約25時間40分余りになる
ガミラス・イスカンダルの公転軌道半径が惑星半径の4倍の場合
近地点:4.000r
遠地点:4.001r
の時でさえ潮汐変動が地球の約34.5倍にもなるが、これよりも円軌道に近ければ、かつ潮汐固定していれば地球の環境と大差無い事になる!
しかも絵的には1974年版に近くなるのだ!
むらかわみちお版ではココのブログの記事を意識したのか?(笑)ガミラスイスカンダルを離して描いているが、やはりサマにならない。
できるだけ近い方がよかろう。

意外と1974年版の設定は現実的だったわけである!
ってホンマかいな?

潮汐固定してればスターシャデスラーの居住区は常にお互いの惑星を向く位置にある事になるし、絵的にも常に同じ地形が描かれてもおかしくは無い事になる。

ガミラス・イスカンダルの距離について、他の値でもExcelで計算してるので、

まだ間違えてないかな?
間違えてたら差し替えるけど。

だがしかし、まだ考慮してない問題がある。
「コリオリ力」
だ!

つづく!
続かざるを得ない!面倒くさイ!

ヤマト2199。ガミラスとイスカンダルの位置関係?52015年11月15日 17:47

このネタ、やはり気になる事があったのでまた書きます。
シリーズ5回目。誰が読んでんねん?
コレらの続き

宇宙戦艦ヤマトではガミラスイスカンダルは極めて近い位置に描かれていますが、実際には結構離れているだろうと推定しました。
「まあイスカンダルガミラスが地球と月の距離の2倍くらい離れていても二重惑星として成立するワケですね。」
と考えています。
ガミラスとイスカンダルの距離関係
これらの記事を読んだのか?前回も書きましたが、むらかわみちお版2199漫画第5巻では、ガミラスから見上げるイスカンダルが随分と小さく描かれています。

こういう具合に描くと、ジックリと読める漫画では納得できますが、アニメではイスカンダルが小さすぎて視聴者が視認できないのでは無いかなあ?少なくとも印象には残らん。
そこで、あえて山本弘が書いたココガミラスとイスカンダルの正しい天文学の様にあえてガミラスイスカンダル近いと考えてみましょう。
山本弘柳田理科雄がデッチアゲた自転周期に言及したのでグダグダになってますが、これに付き合う必要は無いでしょう。

近くの物体は、絵にどの様に描かれるか?遠近法の基本である一点透視図法で描いてみましょう。
視野70°までの一点透視図法その1
あらあら。真正面から離れた角度にある立方体は総統に、いや相当に歪んでますね。そりゃあ、実際には斜め70°から観た立方体の正面を真四角に描くと歪みます。
でもモニターに顔を近づけて図示した角度に合わせて視野角を合わせればマトモに見えると思います。
ちなみに人間の視野はWikipediaなんかをみると『鼻側および上側で約60度、下側に約70度、耳側に約90~100度』随分と広いですね。真横の物なんか見えるかな?

視野70°までの一点透視図法その2
もうちょい小さい立方体を並べてみると、自然に見える範囲はせいぜい中心から30°の範囲内ですね。
この30°の視野角に地デジのモニターが入る様に絵を描くと、ガミラスから観たイスカンダルが大きく自然に見えるのは、視半径10°くらいが良いかも知れません。視半径10°程度でも広角レンズで撮影してもそれなりに大きくなります。
一点透視図法。地デジテレビで歪まない範囲
ちなみに月の視半径は1°も無く、15′32″58だとか。詳しい参考はココとか。

図にしやすく、かつ計算しやすく為にガミラスイスカンダルの公転半径を、それぞれの惑星半径の3倍に設定すると、それぞれの視半径は約11.5°になります。

ガミラスとイスカンダルが近い場合の図
この位置関係だと、1974年版の絵にも近い感じになります。相当に近い。実はこの視半径は気象衛星から観た地球よりもデカイ。
これでも互いの惑星を重力で破壊してしまう『ロシュ半径』よりも離れてますし、潮汐力は最大でも重力の約2.15%に過ぎません。
前回は大雑把に潮汐力を計算しましたが、公転軌道が小さく、大きさ・質量が同じ二重惑星の場合は厳密に計算する必要がありました。
ここまで互いの惑星が近いと、公転軌道の内側と外側で潮汐力が異なります。

地球での潮汐力は地球重力の数百万分の1しか無いので、この潮汐力はデカイのですが、体感としては体重が1kgか2kg増減する感じ。日常生活にも影響が生じそうですし、海の広いイスカンダルの干満の差は滅茶苦茶大きいでしょう
やはり潮位差が千m越えたりして
しかし、重力の2%程度の増減。慣れればどうと言う事ではありません。

さて、他の疑問でイスカンダルの気温。昼間は「気温27度」とか言って海水浴してましたが、夕刻になると「冷えて来ました」っと佐渡先生はドテラを着てました。
これ、ひょっとしたら、干満の差で実質的に海抜が上がったのでは?
夕刻になると干潮になり、海抜が千mほど上がった様な状態となり、気温が下がったのかも知れません。

しかし、ここまで近く公転軌道の内側と外側で潮汐力が異なる場合、自転が互いの惑星の向きに固定されるかも知れません。(潮汐固定)

実の所、公転周期が16時間40分41秒と短いので、潮汐固定してても1日が16時間40分41秒になるだけで、結構マトモ?な環境です。
ガミラスイスカンダルは天文学的には最近二重惑星になった可能性もあるので、まだ潮汐固定してないかもしれませんが、公転周期に近い時間の自転周期になってるかも知れません。

ガミラスとイスカンダルの公転軌道の推移(推定)

そうすると、潮位の変化もユックリなので、あんまり大した事は無い。そもそも公転の向きと自転の向きも不明。
海水浴してた日と気温が高かった日と、佐渡先生がドテラを着てた日が同じとは限らないので、やはり潮位が下がった日は寒くなるのでしょう

もっとも、公転軌道は円では無く楕円の筈で互いの距離が変化した場合も潮汐力が変化しますが、楕円の扁平率が小さい場合は大した事は無いです。かなり大きな扁平率で無い限り、距離の変化による潮汐力の変化は大した事は無いです。
元々大きな潮汐力なので。

てな訳で、ガミラスイスカンダルが近すぎてもさほど心配する必要は無いと思います

計算めんどくさかったけど、計算間違い無いかなあ?
ちょっと心配。

トップ絵は浮遊大陸2015年10月25日 16:07

久々にトップ絵を更新しました。
賞金稼ぎのコンテストに応募してたり、政治ネタを勉強してたりして、トップ絵の更新が遅くなっちゃいました。
今回の絵は結構時間がかかってしまった。イカンイカン。
りぼんちゃん花ちゃんはちゃんと宇宙服を来てますのでご安心を。
宇宙服りぼんちゃん
木星の赤道付近にある浮遊大陸の近所で遊んでます。
木星の重力は24.79m/ssですが、自転の遠心力の為赤道では23.12m/ss
地球の約2.36倍です

今回の浮遊大陸はデザインはオリジナルですが、熱気球の様に浮かぶ生物は故カール・セーガン博士も発表してますし、その又昔に故アイザック・アシモフ博士が可能性を唱えてます。
カール・セーガンCOSMOSと言う人気のあった科学番組で、木星大気中の窒素化合物などを食べる為に大気圏下部に潜り込んで行く生き物「シンカー(Sinker)」そのシンカーを捕食する気球の様な「フローター(Floater)」更にフローターを捕食するエイの様な生物「ハンター(Hunter)」なんて言うのをイラストで紹介してました。
今回のイラストは、そのフローターを念頭に置いて、熱気球の様な球体を持つ巨大植物と、それに絡まるツタ植物、その上で繁茂する雑多な動植物からなる閉じた生態系で浮遊大陸を構成させてます。
こちらの方が宇宙戦艦ヤマトに登場する浮遊大陸よりは説得力が出ると思います。
大きさは大きい球体が直径10km程度で、土地の広さは淡路島程度です。

木星の浮遊大陸、生物型
ヤマトに出て来たオーストラリア大陸程度の大きさにすると球体が見えなくなります。
このデザインでオーストラリア大陸の大きさにすると熱気球の球体が馬鹿でかくなるので、説得力が無くなります。
ヤマトの場合は波動砲の威力を見せつけるために直径3千kmから5千kmの浮遊大陸を設定しましたが、これを今回の理屈で生物型にするとどーなる事やら
厚みを無くすとペランペランの紙の様な形になるので迫力が無い。なのでジャングルジムの様な梁が複雑に入り組んだ様なデザインになるかな?作画が滅茶苦茶面倒くさイ。3DCGにするしか無い。

ヤマトの浮遊大陸は実のトコロ、脚本家が科学に疎く、ヤマトを「木星の大地に着陸」させようとしたとか!木星がガスの固まりである事を知らなかったんですね。他のスタッフが慌てて修正し、浮遊大陸の設定を考えたとか。1974年版では「伝説」として何故あるのか不明にしてます。一応メタンの海に乗っかって軌道を周回していると言う事にしてますので、衛星が大気圏内に入ってると言う事にしてますが、これは苦しい。2199の科学考証半田利弘氏も不可能と書いてます。
2199ではガミラス人がガミラス星の一部を持って来て重力制御で浮かせている事にしてます。なんとかツジツマがあった。
と思ったけど、大きさは1974年版と同じなので今度は「ゲシュタムの門」が使えない!大きすぎます。自力でワープさせるにしてもどんだけデカイ宇宙船があったのだ?
通常のワープではガミラスの技術でも1年以上はかかるはずです。

てな訳で、私が「りぼんちゃんがかんがえた宇宙戦艦ヤマト」を造るなら、カール・セーガン/アイザック・アシモフ発案の生物型浮遊大陸にします。
木星に自生する生物にしたら、波動砲で破滅させた後の後悔が生きますからね。

だがしかし……
もう一つの難点としては、オーストラリア大陸並みの大きさとしたら、木星の衛星イオなどとほぼ同じ大きさになります。
木星の表面に浮かんでいたら望遠鏡で見えちゃいます!惑星探査船で詳細な写真が撮影されているはずです!
てな訳で淡路島程度の大きさの方がいいかなあ。
しかし、今なら淡路島でも発見されてしまうな。
外から見えないとなると、雲の下にするけど、そーすると暗くなるしなあ。それにどんだけ頑張って隠しても雲の切れ間から見える時もあるはずだし。
ラピュタの様に竜の巣でも発生させないと。ヤマトなら、もろに白色彗星帝国になるけど。
ラピュタのデザインは白色彗星帝国のパクリっぽい。

宮崎駿もラピュタや魔女宅を造った後は宇宙SFアニメでも造ったら良かったのに、現実離れしたファンタジーばかり造りやがって。
子供の理科離れの原因の一つはジブリがSF造らず、ソレに倣って他もファンタジー三昧になってしまった事にあるぞ(いや例外もあるが。)
宮崎駿なんか天体写真や宇宙から撮影した地球の映像を観ても
「記号みたい」
とか言って関心を持ってなかったとか。
こりゃイカン。
宮崎駿は長編引退したのであるから、ジブリに残ったメンバーで本格宇宙SFアニメを造るべきである。

ガルパン:カーボンは「お茶」で溶ける2015年09月09日 21:05

ナニゲにこういう情報を検索してしまいました。
カーボン「伊右衛門 濃いめ」で溶けちゃうのですって!
カーボンナノチューブの事ですが、炭素繊維全般は
「お茶に含まれているカテキンで溶ける」
でしょうね。
もっとも、コッチのブログによると簡単に溶ける訳ではないのですが。

さて、ガルパンでは俗に「謎カーボン」と呼ばれる装甲で戦車を覆っていて安全性を確保している設定です。
カーボンで戦車砲弾を弾き飛ばしているみたいですね。
カーボンっと言っても炭素繊維強化プラスチック(CFRP)とか、そのプラスチックも炭化させた炭素繊維強化炭素複合材料とか言うモノがあるみたいですが、結構高価です。
引っぱり強度が強くて軽くて熱にも強いですが、加工やリサイクルが難しいので高価だとか。
でも、実は防弾には適していないと言われています。

ここ「防弾素材の基礎知識」によると、衝撃に対しては弱いとか。
防弾素材としては不適格だそうです。
だからガルパンでのカーボンは謎なのです(笑)

おそらくカーボンナノチューブの繊維と金属繊維を織り込んだ層を、金属で焼き込んで、更に金属装甲で挟み込んだ物では無いでしょうか?
金属装甲に引っぱり強度を強化させるわけです。(ちょっと苦しい)

防弾効果なら風の谷のナウシカで設定されたセラミックの方が有望のようです。ただ、セラミックでは構造素材に使えないとか。
でも日本ガイシなどは構造用セラミックを造ってますけど、どうやろ?軍用には使ってないみたい。

さてハナシは戻って、お茶のカテキンでカーボンが溶けると言うなら。
ガルパン戦車で使用する砲弾にお茶を封入しておけば、装甲を貫通する事が可能かも知れません。
現実の戦車砲弾にはHEAT弾と言うのがあります。
HEAT:High Explosive Anti Tank

簡単に言うと爆薬で砲弾内の金属を溶かして、溶かした金属を注射器の様に吹き付けて、そのメタルジェットで装甲を貫通するのだとか。
ライフル砲(砲弾をくるくる回転させる)ではジェットが拡散してしまうので、
滑腔砲(回転しない砲弾を撃つ)で使う事が多いとか。

でもガルパンでの戦車はライフル砲がメインなので、普通のHEAT弾にお茶を入れたのでは効率悪そうです
なので、徹甲弾の中にお茶を封入するでしょうねえ。
硬い弾頭で金属装甲を貫通し、カーボン層はお茶で溶かして、そのまま運動エネルギーで装甲全体を貫通するわけです。

HEAT弾とガルパン砲弾(想像)
戦車の中はお茶まみれとなります。
って、それどころではないけど。

実は紅茶にもカテキン成分はありますので、ダージリン様聖グロリアーナの生徒さんらが戦車内で紅茶を飲むのは自殺行為かも知れません。
って、そんなに簡単に溶けないって。

ただ、カーボン素材はリサイクルが難しいので価格が高いのですが、こういう分解液が解明されると価格低下が見込まれます。
おそらくガルパン世界ではカーボン素材の加工やリサイクルが簡単なのでしょう。

「宇宙宅配便フリーウィング」感想文2015年03月15日 14:40

獅子神様作「宇宙宅配便フリーウィング」TINAMIなどでも公開されたので、感想文を書きます。
まずは漫画と、そのブログを読んで下さいね。

「宇宙宅配便フリーウィング」のイソロク

さて、前にも書いたのですが、この漫画に似た様なネタは昔のショートショート(多分、星新一か筒井康隆。子供の頃に読んだのでウロ覚え)にあったのですが、持ち込みした出版社のK談社からはその様な指摘が無かったそうです。
なんででしょうね?

っと、その前に前書きが必要になって、そのまた前書きが必要になります。

私はネタ集めの為に時々SF作家の山本弘のブログを観てます。
その中の記事で
前半を読んで立腹しました
昨今大問題になっているIS(いわゆる自称イスラム国)について
「まず、この事件にかこつけて安倍政権を批判する奴。」
なんて書いて、田原総一朗氏らに対して
「この件で安倍首相を批判するっておかしいわ。」
「だってテロは非人道的な行為、まさに悪である。世界から根絶しなくちゃいけない。それはイスラム諸国の意思でもある。そのために日本も金を出すのは当たり前だ。」
「なんか、この件で安部首相を叩いてる連中って、後藤さんたちのことはどうでもよくて、自分たちの主義主張を広めるのに利用したいだけのように思える。」
なんて安直な事を書いちゃっている。
ああ、この山本弘甘いなあ。それにハヤトチリだ。
テロリストが一方的に悪いのは当たり前の事であり、別に田原総一朗はテロリストを擁護しているわけでは無いよ。いちいち書くまでも無い当たり前の事だから省略してるだけだろう。田原総一朗の文面をよく読めばISを擁護しているわけでは無い事は明白だ。
邦人人質がISに拉致されている時期安倍晋三が軽卒な行動をしでかした事を非難しているだけであり、田原総一朗は別に間違えた事は書いて無い。
田原総一朗が、この山本弘の文面を読めば
「何をハヤトチリしているんだ、この野郎」
っと思うだろう。
何が
「日本も金を出すのは当たり前だ。」
だ。そもそもISが出て来た遠因も、欧米が中東の利権をアサリに戦争ばかりやって、戦争孤児などがヒネクレてテロやってるんだ。更にソイツらに武力闘争しようとは、アホな事である。馬鹿げている。
日本は借金まみれなのだから遠い異国の戦争に金出すな。
こんな理屈だったら、世界中の紛争地域に金出さねばならない。ドッチが正義かワケ分からん状態の国々もあるのに、どーするよ?
アホらしい。
日本人が正義の味方気取りで解決できると思うなよ。
偽善も甚だしい。アニメの観すぎだ。
国防なんぞ文字通り国土防衛に専念すれば良いのだ。
遠い異国との二正面作戦なんぞ絶対に無理。

っと、ココまでが前書きの前書き。長いな。

なんでコレが前書きに必要かと言うと、このテロの残酷映像小学生なんかが観てショックをウケたり女子高校生が体調不良になったりしたそーで。コレを書くために前フリが必要であったのです。
まあ、要するにイマドキの子供らも残酷映像を観ると体調不良とかPTSDとか言う病気になっちゃうとか。
自衛隊員も震災の対応で遺体を観てPTSDになるとかしてるらしいし、個人差があるとは言え、こういう残酷描写を観るのキツい事である。欧米の兵隊も同じ様なモノで。
んで、前々から書いてるツモリだが
「子供の漫画離れ」
の原因の一つも残酷グロ描写があるんでは無いか?
まあ、大昔から水木しげる先生らの怖い漫画が多々あるが、こういう大昔の漫画の絵は「写実的」では無い。
また、昭和の頃は線の少ない単純な絵柄のギャグ漫画も雑誌に掲載されているし、多彩なジャンル/絵柄が混在していた。
しかし今やどうよ?
コロコロコミックとか言う本も売り上げ減ってるらしいが、その絵柄も結構線が多い。
ごちゃごちゃしてるぞ。しかも現実離れしすぎたワケ分からん話ばかり。
これでは「漫画の読み方が分からない」と言う幼い子供が出現するのも当たり前では無いか?
漫画の場合、無駄に線が多いとキャラクターの線と背景の線の区別がツカン。読むのがシンドイ。
無駄な線は描かないベキなのである。
それに子供なんかは、線が多い絵は
「汚い」
「怖い、グロテスク」
っと思う。
いや、子供だけでは無い。漫画をあまり読まない非オタクの普通人でも「ごちゃごちゃした汚い絵」と思う人々は多い。
また逆に、線が多く無いと「下手・手抜き」と思う人々も多い。
まあ好みが分かれるのだ。
その多様な趣味嗜好を今現在の漫画雑誌はフォローしキレてないのだ!
漫画家自身は悪く無い。偏向した作品ばかりを集めちゃったり描かせたりする編集者が悪い。
どーせ漫画のアンケートに答えたりブログに感想書く連中なんて分かったフリして情報量が多い漫画をネタにしているだけだ。その方が字が多く書けるに過ぎない。
こんな連中の言う事ばかり聞いてても陰気でゴチャゴチャした漫画ばかりになる。
漫画なんかパッと読んでパッと忘れる軽い漫画でも良いのだ。
「できんボーイ」で良いのだ。

過去にやたらとオタク連中が勧める子供向け某アニメをDVD集買って観てみたが……
陰々滅々!しょーもない!つまらん!半分も観ずにまんだらけに売り飛ばしたよ。事実、肝心の子供にはウケずに打ち切りやんけ。オタク連中の言う事なんぞ一切信用でけへんわ。
華やかさとかショウ的要素が全然無いもんな。
オタクは駄目。

てなワケでようやく本題。
「宇宙宅配便フリーウィング」小林まこと先生(1.2の三四郎)
「一番読みやすくて面白かった。」と強く推したらしい。
もしかしたら、昨今の漫画がゴチャゴチャした絵で奇怪な設定の漫画ばかりである事を憂いてか?
「読みやすい」と言う事を推したのかも知れない。
他の投稿作は知る由もなく比較は出来ないが「読みやすい」のは本当で、推薦されるのはモットモである。

しかし、この作品と似た様な筋書きの小説が過去にあったと言う指摘が無い。何故か?
ウロ覚えで恥ずかしいが、その小説は「2001年宇宙の旅」のパロディでは無く、モノリスも登場しない。しかし、その筋書きはソックリで、確か
「とある宇宙船。土木工事用のロボットを輸送していた。
そのロボットの中に不良品のロボットが混在してたので、通りすがりの惑星に捨てた。
捨てられたロボットは、その惑星で起動し、こう言った。
『光あれ』
まあキリスト教徒らが読んだら怒り出しそうな内容である。
モノリスを登場させなくとも似た様な話が出来てしまうと言う事実である。

フリーウイングの宇宙船

んだがしかし、よく考えたら他にも「2001年宇宙の旅」のパロディはある。
例えばあさりよしとおのメジャーデビュー作「木星ピケットライン」
コレもモノリスが登場しないが、モロに「2001年宇宙の旅」のパロディである。

K談社から言われた、
「何が起こるかネタバレに近くそれ以上の事が起きない」
コレの意味には
「似た様な作品は他にも色々あるよ」
も含まれているかもしれないのだ!
私が子供の頃に読んだ小説も含まれている可能性は大いにある!
恐らく古今の日の目を見ない他の投稿作には類似のネタもあったのであろう。

もしかしたら、私よりも年上である獅子神様も、この小説なり似た様な作品を読んでたかも知れない。
ソレはほとんど忘れているがウッスラと覚えていて、ふと思い出して漫画にした可能性がある。
コレは先にあげた山本弘のブログに書かれている
「クリプトムネジア」
と言う心理現象だ!

うむ、確かにコレは恐怖である。
ソコで大切なのは、引用の引用になってしまうが、筒井康隆『SF教室』 
『 SFをはじめて書くきみが、やっと見つけたアイデア――そんなものは、とっくに、どこかのプロ作家が考えだし、書いてしまっているに、きまっているのだ。しかも、ずっとおもしろく、ずっとうまい文章で!
 よほど、ほかにない新しい、しかもすばらしいアイデアでないかぎり、アイデアひとつで勝負するのは、危険なのである。 』
てなワケで、アイデアだけでは無く、テーマとかが重要である事を力説しているわけである。
うーむ。なるほどね。
(この引用を書くために前置きの前置きが必要だったのである。)

でも星新一は結構気楽なモノで、取材に飛び回っている小松左京にゴクローさんとか言って、自分は想像だけで書いていると言ってたなあ。
んで、アイデアは
「異質なモノを組み合わせる。例えば最新のモノと古臭いモノを組み合わせる。
最新のモノと言えば、宇宙船。
古臭いモノと言えば狐憑き。
っと言う訳で、最新の宇宙船で狐憑きが起きると言うネタが出来る」
なんて事も言ってたりして。
まあ、ようするに、「チョイと捻れ」っと言う事である。

また、他の指摘。
もし少年誌に投稿したとしたら「宇宙宅配便フリーウィング」は説明不足かも知れない。
作中では『モノリス』と言う言葉も用いず、「2001年宇宙の旅」っぽいパロディがラストまで無い。
これではイマドキの子供には理解出来ないかも知れない。
知っている子は知ってるが、知らない子は知らないのである。
漫画では
「そんなの誰でも知ってるよ」
なんて上から目線は絶対に駄目である。トミーズ雅が暴れてしまうのである

どっちもどっち

結論としては、「宇宙宅配便フリーウィング」は善くも悪くも素直な作風なのでる。

なお、余談ではあるが、「木星ピケットライン」の主人公の名も
「山本五十六(イソロク)」
なのである。

本題の方が短いぞ。

ヤマト2199。ガミラスとイスカンダルの位置関係?42015年02月08日 16:42

このネタ、気になる事があったのでまた書きます。
コレらの続き

で、アニメではガミラスイスカンダルは極めて近い位置に描かれていますが、実際には結構離れているだろうと推定しました。
「まあイスカンダルとガミラスが地球と月の距離の2倍くらい離れていても二重惑星として成立するワケですね。」
と考えています。
ガミラスとイスカンダルの距離関係
さて、ココの記述を観たのか?むらかわみちお版2199漫画第5巻では、ガミラスから見上げるイスカンダルが随分と小さく描かれています。

それは兎も角、前回までは両惑星の潮汐力によって、互いに徐々に遠ざかっていると考えてました。
遠ざかる理屈は説明するのメンドクサイのですが、ググると巧い具合に図解入りで説明しているサイトもありますので、参考で貼っておきます。

地球と月と同じ関係がガミラス・イスカンダル間にも成り立つ筈です。

っが、描いている最中に疑問が生じてきました。
って言うのも、ガミラスイスカンダルって見た目が全然違いますよね?
大きさや質量がほぼ同じなのにルックスが全然異なる……
これ、双方の星を構成する物質が結構異なるのでは無いの?

地球と月の場合は、見た目は随分と異なるけど、コレは大きさが異なるから。Wikipediaとか見ると月の比重は地球の海洋地殻を構成している玄武岩に近く、月の石の酸素同位体比が地球とほぼ一致(すなわち同じ古さ)なので、地球が造られた直後にデカイ星が衝突して地球の一部とデカイ星の一部が飛び出して合体し月になったとも考えられている。
月は出来た瞬間から遠ざかっていると考えられています。

しかし、ガミラスイスカンダルは見た目全然違う。
先日購入した半田利弘著「宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学」によると、半田利弘氏はガミラスでは大量破壊兵器が使用されて巨大クレーターが出来たり、植物を繁茂させるためにむりやり植林したりしてるのでは?と推測しています。
イスカンダルではマントル対流があり、造山運動の結果大陸が出来上がっていると推測しています。
まあ、なんか公式設定では無いけど星として全然異なる事には変わりません。
てなわけで、月が出来た様な「ジャイアントインパクト説」では、両惑星の相違が説明出来ません。

なので、ガミラス・イスカンダルは、元々異なる軌道を公転してた「他人」の惑星だったと考えた方が理屈が通ります。
こんな感じ。
ガミラスとイスカンダルの公転軌道の推移(推定)
分かり易くする為に楕円軌道の扁平率を大きくしてます。

まあ金星が地球に接近して二重惑星になったような感じね。

二重惑星になる前は、両惑星はハビタブルゾーンには無かったかも知れません。
二重惑星になって軌道が落ち着いた時に、ハビタブルゾーンに入り、生物が発生したのかも知れません。
しかしまあ確立低いなあ!

まあ裏設定では地球人、ガミラス人、イスカンダル人は祖先を同一としていると言う大胆な前提があるんで、ガミラス人とイスカンダル人は惑星環境が落ち着いてから宇宙から来訪し住み着いたのかも知れません。
1974年版ではシナリオだけでマゼラン雲が銀河に接近した時に、地球に移住し、一旦原始人になったと説明してたが、本編には採用されなかった。

んで、もしガミラス・イスカンダルが元々異なる軌道を公転してた場合、現在互いの距離が離れつつあるのか?離れるチカラは作用するけど、これまでのイキオイがあるので、軌道が安定しておらずまだ近づいているのかも知れないのよ!
しかも、海洋面積の広いイスカンダルの自転方向とガミラス・イスカンダルの公転方向が一致しているとは限らない。
こうなる確立は極めて少ないけど、軌道は不安定やなあ。

ガミラス・イスカンダル間の距離は不安定で、互いの軌道は扁平率の大きい楕円軌道なのかも知れない。
そうなると潮汐力の変動は大きいなあ。

また、むらかわみちお版2199漫画第5巻を観て、まだ疑問もあるので続く。


トップ絵の惑星について2015年01月08日 19:55

トップ絵を更新しました。

2015年1月のトップ絵りぼんちゃん
ホントはコッチの絵をWEB用の年賀状にするつもりだったのに、服のデザインを間違えて大幅に描き直したのでした!
難しいドレープのドレスにしようかと思ったのですが、ヒダの形状が間違えていて有り得ない裁断になってたのです。衣装デザインは服の裁断や裁縫まで考えないとね。
てなワケでシンプルな水着に変更したのでした。水着と言っても布を2枚結び合わせただけ(笑)。
正月らしさなど眼中に無いので、年賀状にしなくて良かったかも。


今回間違えたドレスはまた今度描き直そう。

で、もう一個描きたかったのは輪のある土星の様な惑星。この絵の惑星は土星の扁平率と同じにしてます。土星は自転の遠心力で膨らんで平べったい形状なのよ。
外側の輪が斜めになってますね。赤道面になってません。大きな衛星の軌道か惑星の公転面に沿った角度かも知れませんし、つい最近赤道面を廻ってなかった衛星が崩壊して輪になったのかもしれません。
2015年1月のトップ絵の惑星
りぼんちゃんの居る衛星軌道も惑星の赤道面を廻ってないですね。

さて、去年末に観た『宇宙戦艦ヤマト2199、これが本当のガトランティス戦です』いや『宇宙戦艦ヤマト2199星巡る方舟』に描かれた惑星シャンブロウ
輪っかが重なってますね?
上下の輪が惑星の赤道面を通過してません。
有り得ない惑星の輪の形状
これはまず、有り得ない形状です。
惑星の輪は細かい氷やら石ころだと思いますが、それぞれが衛星軌道を廻っており、必ず赤道面を通過するはずです。
もし、こういう形状に石ころが集まったとしたら、超少ない確率で一瞬、こういう形に集まった。としか解釈できません。
または、渦巻き形状で、輪と輪の間にも星物質物質が詰まっているのかも知れませんが、そうすると、もっとモヤっとした輪になるはずです。

しかしまあ、コレは謎のジレル人が造った幻覚と言う事になるんでしょうなあ。
野暮なツッコミはスタッフは百も承知で
「あらあら不思議」
と言う感覚を狙ったと思われます。

でも、こういう惑星の輪の形状も有り得ると誤解されると、ヤバい。