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賀正〜ん:羽の無い風力発電2016年01月02日 17:38

あけましておめでとうございまーす。
まあホトンド読まれてないであろうこのブログでも一応は正月らしい事でも書いて、年賀状のイラストでもアップしようかと思ったけど、なんやかんややりながらイラスト描いてたら元日すぎちゃいましたね(大笑い)。
全く正月らしさのカケラも無いイラストなので、年始の挨拶はコレだけでーす。

水着りぼんちゃん
TINAMIにもアップしてます。

さて、りぼんちゃんの背後にあるフザケタ棒は何なのか?
スペインで開発された羽の無い風力発電機「Vortex」なのです。

検索してタマタマ見つけたのですが、物に風が当たる場合は風下に風の渦が出来ます。コレをカルマン渦列と言います。
渦が出来ると物はソッチに引っ張られます渦の中心の気圧が低いからですかね?
そいでもって、次々と生じる渦に物が引っ張られて、物が揺れるのです。
この揺れを利用して揺れ:振動を電気エネルギーにするわけです
簡単に言うと風で棒を揺らして発電するのです。
まあググったら分かりますわ。
漫画図解にしようかと思いましたが、正直時間かかるのと、商品の説明なので止めときました。

コレVortexの何が良いかと言うと
コンパクトでドコでも設置できる。
風向きがドッチでも良い。
簡単な構造で安い。
・発電機が低い所にあったりしてメンテナンスが簡単で安い。
・風切り音の騒音が少ない
・渡り鳥の衝突が無い
と言うのがあります。デメリットは普通の風車よりは発電効率が悪い事。でも費用対効果を考えると有望株です。
なにより風向きがドコでもよく設置場所を選ばないと言う事は、ビルの屋上などに設置でき、送電効率が良くなるわけです。

私のイラストでは実際のVortexと異なり、棒の先端に丸いのを付けてますが、これは旅客機の翼端についてるウィングレットと同じ物を想定してます。棒には風が当たりますが、Vortexだと上に風が逃げそうなので、球体を付けてみました。
今後、各企業・専門家が色々と研究すると、もっと効率が良くなりそうですね。

しかしこういう棒が沢山ゆらゆら揺れている光景も結構シュール(笑)
懸念されるのは動物の平衡感覚に影響あったりして。視覚でも平衡感覚に影響でますからね。

前に『ゴルフ場を半減させてメガソーラーに』とか描いてみましたが、日本中のゴルフ場の内、約半分でもメガソーラーにすれば電力賄えるとしても、太陽光発電には不向きな地域もありますので、そういう所にはこの羽の無い風力発電が役立つかも

原発の代りにゴルフ場をメガソーラーに

私は個人的には風車は季節風や海風・山風で風向きがコロコロ変わる日本に不向きと思ってましたが、これは使えると思います。
水素ステーションにも使えるし。

水冷式水素ステーションの図