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ガルパン:カーボンは「お茶」で溶ける ― 2015年09月09日 21:05
ナニゲにこういう情報を検索してしまいました。
カーボンは「伊右衛門 濃いめ」で溶けちゃうのですって!
カーボンナノチューブの事ですが、炭素繊維全般は
「お茶に含まれているカテキンで溶ける」
でしょうね。
もっとも、コッチのブログによると簡単に溶ける訳ではないのですが。
さて、ガルパンでは俗に「謎カーボン」と呼ばれる装甲で戦車を覆っていて安全性を確保している設定です。
カーボンで戦車砲弾を弾き飛ばしているみたいですね。
カーボンっと言っても炭素繊維強化プラスチック(CFRP)とか、そのプラスチックも炭化させた炭素繊維強化炭素複合材料とか言うモノがあるみたいですが、結構高価です。
引っぱり強度が強くて軽くて熱にも強いですが、加工やリサイクルが難しいので高価だとか。
でも、実は防弾には適していないと言われています。
ここ「防弾素材の基礎知識」によると、衝撃に対しては弱いとか。
防弾素材としては不適格だそうです。
だからガルパンでのカーボンは謎なのです(笑)
おそらくカーボンナノチューブの繊維と金属繊維を織り込んだ層を、金属で焼き込んで、更に金属装甲で挟み込んだ物では無いでしょうか?
金属装甲に引っぱり強度を強化させるわけです。(ちょっと苦しい)
防弾効果なら風の谷のナウシカで設定されたセラミックの方が有望のようです。ただ、セラミックでは構造素材に使えないとか。
でも日本ガイシなどは構造用セラミックを造ってますけど、どうやろ?軍用には使ってないみたい。
さてハナシは戻って、お茶のカテキンでカーボンが溶けると言うなら。
ガルパン戦車で使用する砲弾にお茶を封入しておけば、装甲を貫通する事が可能かも知れません。
現実の戦車砲弾にはHEAT弾と言うのがあります。
HEAT:High Explosive Anti Tank
簡単に言うと爆薬で砲弾内の金属を溶かして、溶かした金属を注射器の様に吹き付けて、そのメタルジェットで装甲を貫通するのだとか。
ライフル砲(砲弾をくるくる回転させる)ではジェットが拡散してしまうので、
滑腔砲(回転しない砲弾を撃つ)で使う事が多いとか。
でもガルパンでの戦車はライフル砲がメインなので、普通のHEAT弾にお茶を入れたのでは効率悪そうです。
なので、徹甲弾の中にお茶を封入するでしょうねえ。
硬い弾頭で金属装甲を貫通し、カーボン層はお茶で溶かして、そのまま運動エネルギーで装甲全体を貫通するわけです。
戦車の中はお茶まみれとなります。
って、それどころではないけど。
実は紅茶にもカテキン成分はありますので、ダージリン様ら聖グロリアーナの生徒さんらが戦車内で紅茶を飲むのは自殺行為かも知れません。
って、そんなに簡単に溶けないって。
ただ、カーボン素材はリサイクルが難しいので価格が高いのですが、こういう分解液が解明されると価格低下が見込まれます。
おそらくガルパン世界ではカーボン素材の加工やリサイクルが簡単なのでしょう。
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