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ようやくホームページを再開し、ブログも新設しました2012年11月01日 20:30

ブログでは初めましてとなります。 御存知の方など少ないと思いますが、以前まで作成していたホームページをやっとこさ再開して公開する事としました。あーしんどかった。
また、「掲示板」ではなく、こうしてブログを作成する事としました。コメントはオキラクにどうぞ。
再開にあたってはURLとか変更しても良いかなあ?っと思ったのですが、そうもイカない事情もあります。
というのも、リンクをさせて頂いている古世界の住人様と言う有名サイトがあります。ここは恐竜とか昔の絶滅生物などのイラストを沢山公開しています。そこでの議論で、前のURLに貼付けていた画像や記事があったので、どーしても同じURLで再開する必要があったわけです。
話せば長い事ながら、私はオリジナルの漫画でSFネタで相対性理論なんかをデタラメに応用したタイムマシンネタのギャグを描こうと思っていました。で、まあ大昔の絶滅生物なんかも背景にチョット描こうと思ったのですよ。星野之宣先生のパロディですね。
でも!ハタと気付くと動物の事なんか全然知らない!コリャやばいと思ったので、ほとんど資料探しの為にリンクを貼ったワケです。実のトコロ、私は動物マニアでも何でも無いワケですよ。せいぜいNHKの教養番組ていどの知識しか無かったのですよねえ。
犬の絵も可愛く描けなかったですしねえ。ホームページの新しいトップ絵も、まあ何か「レース鳩0777」みたいになってしまったし(笑)

そんでもってですね、御存知無い方もいらっしゃると思いますが、ここ数年で鳥類の進化について発見がありまして、羽根の生えた恐竜さんの化石が発見されたワケです。長い間、
「鳥の祖先は何か?爬虫類っぽいけどなあ?骨格が似てるので、まさか恐竜ではないかな?」
なんて言うような大雑把な仮説はあったみたいですが、羽毛恐竜の化石の発見によって、まあ肉食恐竜の小さいヤツから鳥類が進化してきたと言うのが最有力になったワケですよ。
それはソレで良いとして、もう1個古い問題があります。
最初の鳥類は、どのようにして飛んだか?
1個は「樹上降下説」。樹の上から飛び降りて滑空を始めた。
もう1個は「疾走離陸説」。飛行機の様に地上を疾走して離陸した。
多くの人々は、
「ムササビの様に樹から飛び降りたんでしょ。」
と思い込んでます。それが何となくイメージしやすのでしょう。多くの図鑑や動画などでは、そのような復元が多いです。

しかし、「樹上降下説」には問題があるのです。
恐竜とか言う連中は不器用な連中で、樹に登れない身体の構造になっているのです。股関節は柔軟性が無く(そのかわり巨体を支える事ができる)、足の指は樹の枝を鷲掴み出来ない。手も不器用で背骨の硬い。猿やリスの様な柔軟性や器用さの無い生物なのです。
また、空を飛ぶにはスピードが必要です。樹から飛び降りるだけでは、空を飛べる程の速度は出せない訳です。少なくとも10メートル以上もの高さから飛び降りないと離陸出来ないのです。大体ビルの3階の高さですね。しかも大して長距離は飛べません。
ムササビやモモンガは身体が柔軟で器用なので、樹上でも速く助走したり、身体のバネを利用して飛べるのですが、恐竜には不可能な動作です。
有名な「始祖鳥」も、木登りできる身体の構造にはなっておらず、また化石の発見された状況からして浜辺の干潟に生息しており周囲に高い樹々が無かったと考えられています。

ソレを踏まえて「疾走離陸説」が考えられています。
樹に登らず地面の上を飛行機の様に助走し離陸する考えです。走れば離陸速度は出せるので、力学的には無理の無い正しい説です。が、生物学的には、
「似た様な生物が居ない。生態が考えられない」
と言う事で具体的なイメージができず、不人気な説なのです。

更に中国で「ミクロラプトル」と言う生物の化石が発見されました。コイツには何と、「後ろ脚」にも羽根が生えているのです!
発見者の徐星氏は「後ろ脚にも羽根が生えているので、コレでは速く走れない。四肢の爪もカギヅメなので、これで樹に登り飛び降りて滑空したのだろう」とか言う意味の事を言って「樹上降下説」が有力になっちゃいました。
(ミクロラプトルは白亜紀の生物なので、鳥類の祖先ではありませんが、四肢に羽毛が生えた生物の化石は他にも発見されてます。)

しかし、ちょっと待てよ?
木登りに羽根なんか邪魔でしょ?しかも4本の足に羽根生えてたら木登りなんか出来るワケ無いでしょ?
木登りしているミクロラプトルのイラストを無理矢理描いてみたのですが、どーにもこーにも無茶です。羽根が枝葉に引っ掛かって動けそうにもありません!
ミクロラプトルの無茶な木登り

しかもミクロラプトルにも枝を鷲掴みできる指は無いし、後ろ脚の指は短い。爪はカギヅメになってますが、肉球に埋もれると樹にヒカッケル事も出来ません。前脚も不器用で爪も小さい。木登りできる身体の構造になってないのです!

しかも現在にも後ろ脚に羽根の生えた鳥は居るのです。
カッパドキアなどに住む鳩は、足に羽が生えているとして、旅行者にはチョット有名のようです。検索したらでてきますよ。
http://karakd5.exblog.jp/9907860/
http://blogs.yahoo.co.jp/ayuhei0933/folder/343029.html
http://blogs.yahoo.co.jp/takaki919/44509682.html
http://pet-calendar.com/archives/200709-1.html
これらの鳩は、地面をヒョイヒョイと歩いているワケです。別に木登りなどしてません。

そんな事で、議論になっちゃいまして、私のサイトで考えを纏めたコーナーを造ったわけですよ。かなりケンカ腰になってます。
「原始鳥類ぴょん」です(笑)
これ、「原始少年リュウ」のパロディなんですけど、誰も気付いてくれなかったのです。とほほ。
とか何とかで、この議論は2006年くらいから続いているのですけど、当然、専門家と称する方からイチャモンが来ました。曰く
「手の甲に羽が生えているから、木登りできるのだ!羽は邪魔にならない!」
との事。しかし、木登りしようとして指を曲げると、こうなる!
ミクロラプトルの指

羽と樹が干渉して木登りどころでは無い!
また、現在の南米には「サケビドリ」と言う始祖鳥やミクロラプトルの様に、翼(前脚)に爪の生えている鳥が居ます。その爪の写真
サケビドリの爪

「Southern Screamer」で検索したら外国のサイトの画像がでてきます。
http://www.guardian.co.uk/science/punctuated-equilibrium/2010/sep/28/1
http://www.flickr.com/photos/bartvandorp/7020695929/
このサケビドリと言う鳥は、この爪を使って木登りする様な事は出来ません。観ての通りこれでは猿の手にはなりません。
ケンカの時に凶器として使っているだけだそうです。
前脚に爪があると言うだけの事で、「木登りできる」と考えるのは、相当にウカツです。

漫画家あさりよしとう氏は長年「まんがサイエンス」を連載してますが、恐竜ネタは取り扱ってません。勉強熱心な人の様なので知らない訳は無いのですが、どうやら恐竜の学説は相当に胡散臭いと思っているのかも知れません。自身のセルフパロディ漫画では、かなり無茶なギャグを描いてますからね。
事実、知らない私も調べてみると、相当に胡散臭い。
どうやら欧米を中心に恐竜の話は金が儲かるので、注目を集めるためのハデな学説をブチ上げる事が多いのかも知れません。あまり鵜呑みにすると危険の様です。
しかし、私のサイトの図解や説明も、ケンカしながら描いたから結構分かりにくいですね。ボチボチ修正と加筆をする必要があります。

さて、世間一般の認識とかはこんなモンでしょう。
漫画を張りつけ

キャラクターは、りぼんちゃん、花ちゃん、ゆめちゃん、です。

追記
サイト「古世界の住人」も管理人様が忙しいらしく、掲示板の管理が疎かになってしまいました。
過去の書き込み内容が無くなってしまいましたね。
貼付けていた図解も、急いで描いた分かりにくい図もあるので、随時描き直して差し替えて行く事にしましょう。

無理解な素人と話し合っても仕方が無いので、ココだけで話を進めた方が良さそう。
先の掲示板では、相手がデタラメな骨格復元図や滑空軌跡を描いたりして、ホント、困った。